
(44)春季リーグ戦後インタビュー 山田陸人

(この取材は5月28日、オンラインにて行われました)
山田陸人内野手(法4=桐光学園)
――シーズン全体を振り返っていかがですか。
「法政1回戦あたりはみんなに合わせる顔がなかった気がします。ですが(試合に)出ている人出てない人関係なくみんなの支えがあったからここまでこられたなと思います」
――新チームの始動が遅れた中での苦悩はありましたか。
「そこの苦悩はなかったです。もうそこはしょうがないなと思って、やることをやってあとは神様次第かなという感じでした。誰も悪くないのでしょうがないです」
――副将として大変だったことはなんですか。
「今年はチームのシステムを結構変えたので意見をまとめて同じ方向に持っていくのが少しきつかったです。最初の方はどうやったらみんながついてきてくれるのだろうと思いましたが、とりあえずやるしかないという感じでした」
――チームづくりをする上で何かテーマはありましたか。
「心理的安全性といって、人は自分がここにいて安心できる環境ではないと思うように力が発揮できなくなってしまうというのがあります。その中で『ああしろ』『こうしろ』という命令形では人は動いてもらえないので、そういったコミュニケーションを大事にしようというのは最初に話しました」
――印象に残っている試合はございますか。
「どれもしんどかったですが、法政の2回戦ですね。あれを打てていなかったらもう終わりだなと思ったので何とか1本出て良かったと思います」
――優勝がかかった立大戦前のミーティングはどのようなものでしたか。
「優勝決定戦ではなく勝ち点を取るだけの試合、対抗戦の1試合として戦ってその後に結果が待っているということを田中武宏監督が仰っていました」
――シーズン通して個人で良かった点はございますか。
「どんなときでもチームのことを見られたことです。自分のことよりもチームが勝てればいいという感じで、自分が悪いときでもいいときでもチームのことを考えられたのは良かったなと思います」
――打率は3季連続の3割越えでした。
「日頃の行いです。やはり神社の参拝とゴミ拾いとあいさつですね」
――失策の数は最終戦の1個のみでした。
「今季は結構守備にも力を入れていたので最後の1個が本当に悔やまれます。それでもいい感じにはなったかなと思います」
――チームの伸びしろはどこの部分でしょうか。
「投手に助けられた試合も多いので、篠木(法大)や荘司(立大)などのいい投手のときに粘って打てる破壊力のある打線が必要じゃないかなと思います」
――大学選手権の注目ポイントと意気込みをお願いします。
「明治大学の(試合に)出ている人出てない人関係なく全員に注目してほしいです。みんなで頑張ります」
――ありがとうございました。
[久保田瞬]
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