
(37)春季リーグ戦後インタビュー 村田賢一

(この取材は5月30日にオンラインにて行われました)
村田賢一投手(商3=春日部共栄)
――立大2回戦はどのような気持ちで臨みましたか。
「最初から自分で最後までいくつもりで投げていて、責任感ではないですけど、この試合は自分1人で作り上げようという気持ちでやっていたのでそれができたのはよかったと思っています」
――今春チーム防御率がトップでした。投手陣ではどのような話をしてきましたか。
「自分と蒔田(稔投手・商3=九州学院)と石原(勇輝投手・商3=広陵)の3人では投手がいないという前評判もあって、それを『払拭(ふっしょく)してやろう』と話していて、それができたのがよかったです」
――投手陣として結果が出たのは何が要因だと考えていますか。
「常に『主軸になろう』と意識してやってきたのが一つ結果につながったのはあります。その中でも最終盤の意識というのが大きかったと思っていて自分も蒔田も石原も最終盤に打たれて逆転、同点、優勝を逃した経験があったのでその意識が一番結果につながったと思っています」
――リーグ戦優勝の一番大きい要因をご自身では何だと考えていますか。
「4年生の方々がチームの雰囲気づくりをしていただいて野球の技術はやはり他の大学とも紙一重の部分なので雰囲気で勝てるというのが一番優勝につながったと思っています」
――今春個人として振り返っていかがでしたか。
「この春は40イニング、4勝が目標だったのですが達成できたのでよかったです。また、他の数字を見ても自分の中では与四球が8試合を投げて9個だったのでそこは自分の持ち味が出せて勝てたと分析しています」
――先発として5大学に投げ切りました。先発に対する思いはありますか。
「自分が投げるしかないと感じていて、譲らないというよりは自分と蒔田が崩れると投手陣としても苦しいと感じていたので2人は主軸として立ち続けるという気持ちでした」
――この春は〝脱力〟がテーマと話していました。その点に関しては振り返って
いかがでしたか。
「法政まではパワーで抑えにいっていたのですが、慶應から『とにかく力抜いて低めに集めよう』と考え方が変わり、それが結果として慶応、立教の良い結果につながったと思っています」
――リーグ戦を投げ抜き、心身ともに疲れはあったと思いますが、粘れた要因は何だと考えていますか。
「昨年度まではリーグ戦と聞くと『きつい』とか『大変な場面で投げている』とマイナスなイメージがあったのですが今春は勝っていたこともあり、とても楽しめてやれたので、精神的にも身体的にもよかったです。あとはやはりトレーナーやコーチの方のお世話になっているので感謝しかないです」
――全日本大学選手権はどのような大会にしていきたいですか。
「目指すはもちろん日本一です。良い投手や打者が全国ひしめく中で自分たちの注目度は高いと思っているのでそれに負けないというより圧倒できるようにやっていきたいです」
――全日本大学選手権に向けて意気込みをお願いします。
「一昨年度、昨年度と六大学が連覇しているのでその3連覇を切らさないように自分たちも一生懸命やるので応援よろしくお願いします」
――ありがとうございました。
[中村謙吾]
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