
(34)春季リーグ戦後インタビュー 千葉汐凱

(この取材は5月30日にオンラインにて行われました)
千葉汐凱投手(営2=千葉黎明)
――優勝投手になりましたがいかがですか。
「野手陣のおかげです。ベンチや後ろを守っている選手の声で前向きな気持ちになることができて、絶対に抑えてやるという気持ちが出たので、次の回につながる良い投球ができたと思っています」
――マウンドへ上がる時の気持ちはいかがでしたか。
「『やってやる』と思っていました。『自分に任せろ』という感じでした」
――マウンドでの表情が緊張しているように見えました。
「試合に入ってしまえば緊張はしないので、緊張というより集中していました。本当に集中していたので、表情が険しかったのかもしれません」
――昨年度はベンチ入りがありませんでした。どのようなことを思いながら練習されていましたか。
「我慢して、焦らずに練習をする中でも、フレッシュリーグでは投げさせていただいていたので、そこでしっかり結果を残して少しずつアピールできるようにしたいと思っていました。2年次の春に投げることを目標としてしっかりやってきて良かったと思っています」
――登板の際はどのようなことを大事にされていましたか。
「投手として大事だと思ったのは、投げている時に野手が守りやすい環境をつくることです。コミュニケーションを普段からよくとって、野手が声を掛けてくれたら、その人を見てしっかり応えるように心掛けていました。高校で野手もやっていたので、そういった感覚は理解しているつもりです」
――4年生はどのような存在ですか。
「みなさん人として良い方ばかりです。試合だけではなく、寮生活からしっかりされているので、すごく頼もしいですし、優しいです。付いていきたくなります」
――一番成長できたと思うことを教えてください。
「信じる気持ちです。野手を信じることもそうですし、配球を信じることもそうですし、自分の投球を信じて投げていたのでいい結果が出たと思います。秋は自分の投球データが相手チームに知られることで、打たれる機会も増えるかもしれないですが、そうならないはずだと自分を信じるために、練習でしっかりと成長してから秋季リーグ戦を迎えたいです」
――課題は見つかりましたか。
「コンディショニングです。投げていれば疲れるのはもちろんのことですが、蒔田さん(稔投手・商3=九州学院)や村田さん(賢一投手・商3=春日部共栄)は回復力が速いです。だからあれだけたくさん投げられているのだと思うので、自分も投球フォームの改善や投げ込みをしたいと思いました」
――総括してどんなリーグ戦でしたか。
「自分の中では、投球に関して文句はないと思うのですが、最初から戦っていた訳ではないですし、最初はベンチに入っていたとしても、投手6人の中なら6番目でした。なので、『あいつなら抑えられる』と初戦から思ってもらえるようにしたかったとは思います」
――全日本への意気込みをお願いします。
「絶対に自分の投球をして、優勝に大貢献します!」
――ありがとうございました。
[栗村咲良]
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