(33)春季リーグ戦後インタビュー 宗山塁

2022.06.04

(この取材は5月28日にオンラインにて行われました)

 

宗山塁内野手(商2=広陵)

――春季リーグ戦をチームとして振り返っていかがですか。

 「負けから入るカードが後半多く、そこから次の試合はメンタル的にも辛い部分はありました。しかし4年生の明るい声かけがあり、次の試合に臨むことができ、なんとか勝ち切ることができたかなと思います」

 

――ご自身の中で優勝できた一番の要因は何だと考えていますか。

 「やはり4年生の今までとは違うやり方でさまざまなことを試す。チームを変えてきていい方向にいけた結果だと思います」

 

――春季リーグ戦を個人として振り返っていかがですか。

 「もう少し後半を安定して結果を出すことができたと感じています。自分の体も試合を重ねるごとに変わり、微妙な感覚と体のズレの調整は難しいと感じました。まだまだ自分の中で、できないことが見つかったと思います」

 

――現在首位打者に立っています。率直な感想を教えてください。

 「自分的にはまだまだできると思っています。その中でも今一番上に現時点でいるということはより楽に打率や安打数を伸ばすことができたので、そこは自分の中では自信も反省もあります」

 

――なぜ安打を量産することができたとご自身の中では考えていますか。

 「試合のために練習するということの徹底です。練習の中で気持ちよく打ったり、捕りやすいゴロを捕球しても試合で思い通りにできることは数回あるかないかです。いかに自分の思うようにできない中で結果を残すための練習をすることを意識していました」

 

――昨春の取材では『全てのレベルを上げないと六大学野球にはついていけない』と話していましたが、1年間で何を学んでここまで成長することができましたか。

 「基本的なことを堅実にやり続けることができる人が六大学で試合に出続ける選手だと思います。基礎的な能力を上げ続けるというのは変わらずに、結果を出し続けることが一番難しいので、そういった選手にならなければならないと思います」

 

――大学日本代表に関してはいかがですか。

 「代表はもちろん入りたいです。目標には掲げてきていたので高いレベルの選手とやりたいという気持ちももちろんあります。そこでレギュラー取るぐらいでなければ上にはいけないと思いますし、成長できる場だと思っています」

 

――高山俊選手(平28年文卒・現阪神タイガース)の安打記録は意識されますか。

 「正直最初は無理だと思っていましたが、5本差だと知った時に手が届く位置だと思いました。しかし結果を残し続けることは非常に難しいことです。毎日おごらず謙虚に自分の成長のために努力を続けた結果として最終的に安打数に結び付けばいいと思っています。すごい記録ではあるので挑戦できる可能性のある選手もほとんどいませんし、現在は自分くらいしかいないと思うので追い越したい気持ちはありますが、地道に一本一本積み重ねることが大事なので、毎日の練習をさらに大事にしていきたいと思います」

 

――チームの目標は日本一です。どのようにしたら達成できると考えていますか。

 「チームとしての目標というのはみんなが同じ方向を向いて毎日過ごしていくことです。チーム全員で戦い抜ければ勝つことができると思うので全員で勝ちにいきたいです」

 

――全日本大学選手権に向けて意気込みをお願いします。

 「1試合も負けられない戦いが続くので誰がとかではなく、全員野球で一試合一試合を大切に戦っていきたいと思います」

 

――ありがとうございました。

 

 [中村謙吾]