
(28)慶大戦 選手コメント①/東京六大学春季リーグ戦

(この取材は5月14日~5月17日、電話にて行われました)
村松開人主将(情コミ4=静岡)
――今季初打席に立った時の気持ちはいかがでしたか。
「久しぶりだなと感じました。あとは、今結構早い段階で復帰できて、本当にさまざまな人のサポートのおかげであのような場に立たせていただいているので、そこは本当に多くの人への感謝がすごく大きかったです」
――その打席は振り返っていかがですか。
「すごく緊張していました。リーグ戦の1打席目は毎回すごく緊張していて、足も結構震えていて。ただ、その中でも打席の中の感覚などはほとんど戻ったので、次からはしっかりとパフォーマンスを発揮できると思います」
――立大戦に向けて意気込みをお願いします。
「最後のカードで、今までやってきた取り組みが最後の最後に出ると思うので、自信を持って一つ一つ、一戦必勝で勝てるように頑張ります」
蓑尾海斗捕手(文4=日南学園)
――慶大に3年ぶりの勝利でした。
「昨秋から慶大戦は捕手として出ていますが、初戦が終盤の自分のミスで追いつかれて、2回戦は9回2死から本塁打を打たれたので、難しい相手だと思っています。しかし、絶対に力では負けていないと初めから思っていたので、自信を持ちながら攻め切れました」
――慶大3回戦では満塁でダメ押しの適時打を放ちましたがいかがでしたか。
「ほっとしました。前の回に点を取られて流れがあちらに行きかけていた時だったので、あそこは何としてでも打たなければと思いました」
――立大戦への意気込みをお願いします。
「優勝が見えてきて気持ちがそこにいきがちだと思いますが、そこでしっかり自分が捕手としてチームをもう1回締め直して、結果的に優勝できればいいと思っています」
山田陸人内野手(法4=桐光学園)
――1回戦ではリーグ戦初となる本塁打を放ちました。
「勝ちにつながっていない本塁打なのであまり意味がないです。次は勝ちにつながるときに本塁打を打ちたいです」
――3回戦は結果的に乱打戦になりました。
「しっかりと打っていたことは良かったのですが、詰めの甘いところもありました。ですがそこは次に向けての反省として出たので良かったのかなと思います」
明新大地外野手(政経4=明大中野)
――1回戦の本塁打は振り返っていかがですか。
「フォアボールでもデッドボールでも、とにかく塁に出て次のバッターにつなぐことだけを考えていました。レフトフライかなと思ったのですが、入るとは思わなかったですね(笑)。自分はそんなにホームランバッターではなくて、ホームランを打つのは希由翔(上田希由翔内野手・国際3=愛産大三河)とか岡本(伊織内野手・商4=創志学園)の仕事だと思っています。僕は体型的にもホームランバッターではないのですが、食堂の管理栄養士の方が体重を増やすためにさまざまな捕食を作ってくださったり、体重管理を毎日してくださったりしたので、多少なり成果が出てよかったです」
――2回戦以降は1番打者としてスタメン出場されましたが、意識したことはございますか。
「とにかく塁に出ることです。僕の後ろの5人、2番から6番までのバッターが結構すごいくて、頼りがいのある5人がそろっているので、自分がやるべきことはただ塁に出ることだけだなとシンプルに考えていました」
――付属校から明大のスタメンとして活躍するには相当な努力が必要だと思います。
「応援してくれる人がたくさんいるので頑張れます。もちろん家族もそうですが、神宮球場に行ったら本当にすごい数の明治のファンの人が応援してくださるので、そういう人がいてくれる限りは勝ちゲームを見てほしいという思いが心の中にあります」
髙山陽成投手(文4=作新学院)
――2回戦目は2点リードした状態での登板でした。どのような心境でマウンドに上がりましたか。
「1回戦は負けて終わってしまい、2回戦目で村田があれだけ踏ん張りながら投げてくれたのでそれに負けないように自分もしっかり投げようと思いました。やはり、ずっと先発の2人が頑張ってくれているので、自分はそれにそれを援護する形になるのですが、2人に負けないように投げようって思っていました」
――9回裏は慶大のクリーンナップの打順でした。
「相手の3番からだったのですが、やはり1発本塁打がある打者だったので2対0で1本でも長打を打たれると流れが相手の渡ってしまい、慶大の押せ押せムードになってしまうと思っていました。なので、しっかりとまず3番の廣瀬(慶大)を抑えることを徹底していました」
――重要な場面を任されていることが多いと思いますが、プレッシャーなど感じますか。
「やはり、プレッシャーは感じます。ですが、4年生がやはりやらなきゃいけないという気持ちと先発の3年生2人が頑張ってくれているのでそこに負けないっていう気持ち。また、やはり期待に応えたいという気持ちがあるので目の前のバッターを死んでも抑えるという殺しにいくような気持ちで頑張っています」
長南佳洋外野手(文4=八戸学院光星)
――今季前半戦は出場機会が少なかった中、スタメン出場でした。
「最終学年なのでもちろん試合に出たいという気持ちもありました。ですが、自分たちの代で優勝したい、日本一になりたいという目標をずっと掲げて練習してきたのでどの立場であってもやはり自分の役割を全うしようという心掛けで、ずっとやっていたので特に苦しいという思いはありませんでした。試合に出たいという気持ちはありましたが、それよりも勝ちたいという気持ちの方が強かったので勝っていればいいという投げやりではないですが、メンタル的にもいつでも準備はできていました」
――今のご自身の調子はいかがですか。
「打てているので、調子がいいとは思います。ただ、それよりもやはり勝ちたいという気持ちが他大学よりも一番強く持っていると思うのでそういった部分で安打が生まれているのかなと思っています」
――意気込みをお願いします。
「優勝が懸かっている大一番なので何が何でも勝つということは念頭に置いて、しっかりと『心は熱く頭は冷静に』という言葉通り、しっかりと自分たちの野球をできる準備をしていけたらなと思っています」
――ありがとうございました。
[硬式野球部担当一同]
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