(26)慶大戦事前インタビュー① 下山悠介主将、生井惇己投手

(この取材は3月18日に行われました)
下山悠介主将
――昨年1年間を振り返っていかがですか。
「昨年度は本当に1年間をフルに戦い全ての戦いに出場することができて、もちろん日本一になってとてもうれしい経験もしましたし、あと一歩で四冠を達成できなかった悔しい思いもしましたし、貴重な経験をさせてもらった1年だなと思っています」
――前年度主将の福井章吾選手(トヨタ自動車)から学んだことはございますか。
「一番はコミュニケーション力です。本当にいろいろな選手に声を掛けますし、悩んでいる選手にもうまく声を掛けていて、本当に見習うところがたくさんありました。また、1人だけではなくてうまく周りを巻き込みながら複数人で引っ張っていく姿勢があったので、そこは本当によく勉強させてもらいました」
――今年度は主将としてどのようなことに取り組んでいきたいですか。
「とにかく選手の模範になるように行動に気を付けています。グラウンドでスキを見せないことだったり寮生活だったり、やはり僕は言葉というより背中で引っ張るタイプだと思っているのでそこの行動を気を付けていきたいです」
――今年度はどのようなチームをつくっていきたいですか。
「勝つチームということでリーグ戦優勝、早大に勝つこと、日本一というチームの三大目標を必ず達成したいです。先輩方3世代を見てきましたが、勝つだけではないチームでした。最後に全員で喜んで、悔しがるチームだったので、僕らも僕らの代の色を出しつつ最後はみんなで喜び合えるようなチームをつくりたいです。また、ある程度注目してもらえる部活だと思うのでいい意味でコロナ禍ということもありますし、社会に影響力のある魅力のあるチームをつくりたいです」
――今年度の明大の印象を教えてください。
「明大は好打者がそろっている印象です。去年のリーグ戦を経験しているいいバッターがたくさんいるので、今年も手ごわい戦いを強いられるのではないかと思っています」
――今年度のチーム目標と個人目標を教えてください。
「チーム目標はリーグ戦優勝と早大に勝って日本一という三つの揺るぎない目標があるので、そこを必ず達成したいです。その先に去年果たせなかった四冠があると思います。個人としては首位打者を目標に頑張りたいと思います」
――ありがとうございました。
生井惇己投手
――昨年度1年間振り返っていかがでしたか。
「なかなか自分の中でうまくいかなくて悔しい1年間だったのですが、その中でも秋のリーグ戦では先発とかにチャレンジさせてもらえたので収穫のある1年だったなと思います」
――特に昨年度、印象に残った試合はございますか。
「個人的には蛭間拓哉選手(早大)にピンチの場面で三振を取れたことが印象に残っています。チームで見たときは明大の試合で、北村(謙介選手・慶大)が打った同点打がやはり、あのようなことがあるから気を抜けないんだなと、自分の身に起きたこともありますし印象に残っています」
――普段、どのようなことを意識して投球されていますか。
「僕はマウンドでひょうひょうとするタイプよりかは笑って乗り越えるくらいの気持ちでやっているので笑っていれば何とかなるって思っています。厳しい場面が野球はあると思うのですが、そういった場面をどうやって乗り越えるのか、笑っているやつが一番強いのではないかと思い、その場面を楽しむことを一番モットーにしてやっています」
――今年度の明大の印象を教えてください。
「明大さんはきちんと野球をやっていて、一番野球が丁寧だなと思っています。機動力も攻撃力もあり、投げている側としては嫌なチームだなという印象が強いです」
――特に警戒している打者はいらしゃいますか。
「みんないいバッターだと思うのですが、一番投げていて楽しいのは、1個下の上田希由翔(内野手・国際3=愛産大三河)くんです。雰囲気があり、僕も楽しくなって楽しめるので。また、対戦はないのですが、山田陸人(内野手・法4=桐光学園)です。彼とも今年やれる機会があると思うので、その時に投げるのは楽しみにしています」
――ありがとうございました。
[宮本果林]
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