(24)法大戦 選手コメント①/東京六大学春季リーグ戦

2022.05.13

(この取材は5月10日~5月13日、電話にて行われました)

 

村松開人主将(情コミ4=静岡)

――2回戦で山田陸人内野手(法4=桐光学園)が併殺打に崩れた後、どのような声を掛けていらっしゃいましたか。

 「『絶対にもう1打席回ってくるから、お前は絶対にそこで打つから、絶対大丈夫』と言って守備に行かせていました。陸人にはずっと声を掛けています。俺が今ベンチで声を掛けているだけで、やはり俺が出ていないぶん陸人と蓑尾(海斗捕手・文4=日南学園)にはすごく負担を掛けているので。チームのこともやらないといけないし、自分の結果も出さないといけないというので相当な負担を掛けているから、そこは本当に申し訳ないなと思っています。だからそのぶんあの2人がいつも通りのプレーができるようにしっかり声を掛けることは、試合だけでなく練習から常に意識しています」

 

――山田陸選手が同点打を打った時の気持ちはいかがでしたか。

 「もう本当にうれしかったです。陸人にはずっと言い続けてきたので、俺はもう他の人の倍、思いが違うから、本当にうれしくて。本当にありがとう、よくやったという気持ちでした」

 

――4回戦の前はどのような話をされましたか。

 「まずは率直にいい顔をして戦おうと言いました。勝ちたいという思いが強くて緊張するとこわばった顔になると思うので、それを直すために口角を上げていい顔をしてやっていこうと。そうしたらいいプレーができるし、いい雰囲気になっていくから、それだけは意識し続けようと言いました。あとピッチャーが篠木(法大)だったので、個で篠木を打つのではなくて打線として篠木を崩すというのを試合前に話していて、本当に試合の流れ的にはそういう感じになったので、結果につながって良かったと思います」

 

山田陸

――2回戦では9回2死の場面で同点の適時打を放ちました。

 「打つしかないという気持ちで打席に入りました。よく追い付いたのかなと思います」

 

――4回戦では適時三塁打を放ちました。

 「今までスライダーを捉えていなかったのを捕手も見ていたので、絶対に一球目にくると思って狙っていました。思い描いた通りの打球でした」

蓑尾

――4戦目に入るにあたってチームで話したことはありますか。

 「明治はタフにいこうと言っていたので、4回戦に入ったらこっちのものだと思っていました」

 

――法大4回戦で同点適時打を放ちました。

 「自分はどこに打ちたいとかをあまり考えない方がいいボールを待てるのですが、その打席も(調子のよかった)昨秋と同じように、点差や走者を意識せずに打席に入れていい結果が出ました。冷静に、深く考えることなく来た球を打とうと思っていました」

 

――すぐに慶大戦が始まりますがいかがですか。

 「法大4回戦では終盤に疲れを感じましたが、チームが勝つことだけを考えて守り切れました。慶大戦では、単独首位にはなりましたが先を見すぎずに一試合一試合集中して戦っていきます」

 

髙山陽成投手(文4=作新学院)

――2回戦では5イニング投げました。

 「5イニング投げることは想定にはなかったです。ただ、同点になったら最後まで行くと思っていて、最後まで行くというよりかは1イニングずつしっかり抑えようという気持ちの方が大きかったです」

 

――4回戦では村松主将や岡本伊織内野手(商4=創志学園)など同期の選手に声を掛けられる場面がありました。

 「普段から『絶対大丈夫』という言葉を使ったりしているのですが、あそこの場面でも『陽成なら絶対大丈夫』と声をかけてもらいました。いつも通りの言葉で、とても心に響いたので頑張ろうと思いました」

 

――2回戦、4回戦ともにも長いイニングを投げ、好投を見せましたが要因などございますか。

 「自分的にはいい投球というか自分のボールはまだまだ出しきれてないと思っています。結果を見れば抑えたとなっているのですが、あそこでは内容というよりかは一番は気持ちの面で粘れた、頑張れたなと思っています」

 

日置航外野手(商4=日大三)

――法大戦4試合を通して、バットを短く持っていることが印象的でした。

 「自分の役割というか、コンパクトに自分のバッティングをしていきたいので、それに合ったバットの長さで打席に立っています」

 

――走塁面で盗塁を二つ決めたことについてはいかがですか。

 「走塁に関する意識も、早稲田戦の2回戦で最後自分がホームでアウトになってしまっているので、やはりあの借りを返すわけではないのですが、走塁の意識も上げて、ランナーが一塁にいたら二塁をすかさず狙うという意識で常にいます」

 

――慶大戦への意気込みをお願いします。

 「チームを勢いづけられるような打撃や守備、いいつながりのとなるようなプレーをしていきたいと思います」

 

――ありがとうございました。

 

 [硬式野球部担当一同]