
(23)法大戦事前インタビュー② 扇谷莉投手、篠木健太郎投手

(この取材は3月2日に行われました)
扇谷莉投手
――昨年度を振り返っていかがですか。
「昨年度は中継ぎとして投げることが多かったのですが、自分的にはあまり納得できずに結果も出せなかったのでとても悔しいシーズンでした」
――オフ期間の取り組みについて教えてください。
「今年度から先発をやりたいという気持ちがあるので、投げる球数を増やして投げ込みをこの冬はかなりやってきました」
――手応えをつかんだ部分はございますか。
「7、8割で投げた時であっても全力で投げた時と同じくらい質のいい球が投げられるようになってきているかなと思います」
――現時点で何か課題はございますか。
「先発を何回かやらせてもらっているのですが、まだ少し立ち上がりが悪いのでそこが課題です」
――チームの雰囲気はいかがですか。
「自分たちの代が最上級生になったということもあり雰囲気はいいですし下級生にもとても活気があるので、全体的にいい雰囲気で野球ができているのではないかと思います」
――昨年度のダブルエース・三浦銀二投手(横浜DeNAベイスターズ)、山下輝投手(東京ヤクルトスワローズ)が抜けた影響というのはどのように捉えていますか。
「やはり銀二さんと山下さんの穴を埋めるのはかなり大変だと思います。それでも勝たなければいけないので、投手陣一人一人が自分の役割を果たしていくことが必要だと思います」
――明大の中で警戒している選手はいらっしゃいますか。
「村松選手(開人主将・情コミ4=静岡)です。足がとても速くて、打撃もコンパクトでミート力もある印象です。走者に出したら厄介だなという気持ちが強いので投げづらさがあります」
――ご自身の持ち味を教えてください。
「角度のある直球だと思います」
――4年生としてチームを引っ張る意識はございますか。
「それはあります。やはり4年生で投げている投手が少ないのに加えてリーグ戦で先発を経験したことがある投手は自分しかいないので、自分が引っ張っていけたらいいなとは思っています」
――今季の目標を教えてください。
「チームとしてはリーグ制覇と日本一です。個人としては何かタイトルを取りたいと思っていて、そのためにもしっかりと頑張りたいです」
――ありがとうございました。
篠木健太郎投手
――昨秋は3試合に登板されました。
「1年生からリーグ戦を経験させてもらったのでその経験を今季からチームに還元していきたいと思っています」
――オフ期間の取り組みについて教えてください。
「自分は直球が持ち味だと思っているので、その直球の強さを磨きながら試合においてどのように生かしていけるのかというのを第一に考えてトレーニングに取り組んできました」
――手応えをつかんだ部分はございますか。
「オープン戦でも投げ始めているのですが、球の強さというのが自分の中でも感覚的にいい部分ではあるので、そういった部分は昨秋から成長しているのかなと感じます」
――三浦投手、山下投手から教わったことは何かございますか。
「銀二さんにも山下さんにも多くのことを教えていただいたのですが、特に銀二さんからは『成功よりも成長できるように毎日取り組んでいったほうがいいよ』と言われていました」
――明大の印象はいかがですか。
「各バッターが強くスイングしてきて非常に粘り強いなと、昨年度見ていて感じていました。それに負けないように自分がしっかりと投げられたらいいなと思います」
――法大の中で意識する投手はいらっしゃいますか。
「いい投手がとても多いので、特にこの選手というよりかは自分の役割をきちんと全うしながらも、みんなと切磋琢磨(せっさたくま)しながら高め合えればいいなと思っています」
――ご自身のアピールポイントを教えてください。
「直球のキレとスピードと、気迫を前面に出していく投球スタイルかなと思います」
――チームの雰囲気はいかがですか。
「内容も雰囲気もとてもいい状態でここ何試合かは続けられていると思うので、いい雰囲気のまま春のリーグ戦に入っていきたいです」
――今季の目標を教えてください。
「日本一です!日本一を取れるように頑張ります。個人としてはまだ勝利を手にしていないので、まずは1勝したいです。そして、チームの役に立てるように自分が腕を振って球場全体を法政の色にできたらいいなと思います」
――ありがとうございました。
[伊藤香奈]
(篠木投手の写真はスポーツ法政新聞会提供)
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