
(17)東大戦事前インタビュー② 井澤駿介投手、宮﨑湧外野手

(この取材は3月11日に行われました)
井澤駿介投手
――昨シーズンを振り返って
「春秋共に2年次秋よりも成績を落としてしまい、個人としては不甲斐ない成績だったという印象です」
――チームとしては2季連続で勝利しました。
「新チームから目指して練習してきたものを出した結果、春秋1勝ずつできて、自分たちにとっては大きな経験にはなったのですが、逆に1勝ずつしかできなかったので、まだまだレベルアップが必要だと思えたシーズンでした」
――昨年度1年間を通しての収穫はございますか。
「昨年度はチームとしては走塁に力を入れていて、走塁を生かす場面が結構あったので、練習すれば試合で通用することが分かったことが収穫です。また、投手陣に関しては調子がいいときは相手を抑えられて、ロースコアに持ち込める接戦もあったので、自分たちの最大限の力を出せば抑えられと分かったことは収穫だと思います」
――昨年度の結果を受けて冬取り組んだことはございますか。
「去年は、コントロールがあまり良くなかったというのがあるのですが、自分の武器となる球がなかったことが打たれた原因かなと思ったので、全体的な能力のレベルアップを念頭に練習しました」
――今年度の東大はどのようなチームでしょうか。
「今の4年生が下級生の頃から出ている人が多いので、基本的には今までと変わらずロースコアの接戦に持ち込んで少ない好機をモノにして勝つというのがやはり目指す戦い方になると思います」
――今年度の東大の注目選手を教えてください。
「3年生の松岡(由機投手)で、去年から投げているのですが、今年はすごく成長しているので楽しみだなと思います」
――今春の目標を教えてください。
「チームとしては、最下位脱出です。そのために、勝ち点制なので5勝が目標だと思います。個人としてはそのうち3勝くらいできるようにチームに貢献することが目標です」
――リーグ戦への意気込みをお願いします。
「昨年度は、特に明治大学にはかなりやられているので、リベンジして、他大学に勝って最下位脱出の目標に貢献できるようにしたいです」
――ありがとうございました。
宮﨑湧外野手
――昨シーズン振り返っていかがですか。
「春秋共に1勝ずつできてそれまで2年間勝つことができなくて、勝てるのかなという不安がかなりあったのですが、勝つことができて大きな財産を得ることができたというか、今後もこうやったら勝っていけるだろうというのが分かったのでそういう意味では非常に大きな1年間だったと思います」
――昨年度は1番打者として出場されました。
「その試合で最初の打席に入るので、1打席目を1打席目と思わないくらい事前にビデオを見て準備するというのは意識していました」
――昨年度1年間の収穫と課題を教えてください。
「春はバッティングはある程度自信があったのがなかなか通用しなくて結構しんどかったのですが、それを夏休みで修正して、秋の滑り出しは自分的にかなり良くて、成績もそれなりに伴っていたのですが、途中くらいから狂ってきたという感じです。自分の弱点をカバーしきれずに成績が落ちてしまったという感じですね。弱点を克服できなかったというところですかね」
――副将に就任した経緯を教えてください。
「下級生の頃から試合に出させていただいて、このチームを勝つという方向に引っ張っていくときに自分が引っ張りたいなと思って、自分が副将として立候補しました」
――今年度の東大はどのようなチームでしょうか。
「去年は、大音(周平前主将)さんとか井上(慶秀選手・現三菱自動車岡崎)さんとか核となる選手がいたのですが、今年はそういう選手がいないので、全員でつないで1点でも多く取りにいくというチームですね」
――今年度の東大の注目選手を教えてください。
「阿久津(怜生外野手)でお願いします。外野手の阿久津で。足という絶対的な武器もありますし、バッティングも去年は結構苦しんだというのがあるのですが、飛ばす力もあって調子もすごくいいので、今年こそは暴れてくれると思います」
――明大の中で警戒している選手は誰でしょうか。
「警戒というか、村松選手は尊敬しますね。バッティングは見ていてすごいなと思います。足の速さとかバットコントロールも優れていると思うのですが、三振をほとんどしない選手なのですごいなと思います」
――今シーズンの目標を教えてください。
「個人の目標は具体的にはないのですが、打率は3割くらいと出塁率は4割くらいは残したいなと思います。チームとしては、最下位脱出というのを目標に掲げているので4勝くらいですかね。勝ち点を2つ取るということを目指してやっていきたいと思います」
――今シーズンの意気込みをお願いします。
「春に最下位脱出を達成して、六大学の勢力図を変えてより面白くしたいなと思います」
――ありがとうございました。
[野口優斗]
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