
(8)春季リーグ開幕前インタビュー 村田賢一

(この取材は3月7日に行われました)
村田賢一投手(商3=春日部共栄)
――2年間を振り返って現在の自分はいかがですか。
「1年次、2年次と秋はリーグ戦で投げさせてもらって少しチームに貢献できたかなと思う反面、自分の思い描いた理想像とは遠かったです。ケガをしてしまったのも自分にとっては想定外で、自分を見つめ直すという意味ではいい機会になる2年間でした」
――昨秋は振り返っていかがでしたか。
「1死の重みを感じた試合が多かったです。もちろん慶大戦の同点本塁打もそうですし、自分は投げた後でしたが、早大戦の2死からの逆転も、1死の重みを感じる秋だったと思います」
――冬はどういう取り組みをされてきましたか。
「まずはしっかりと1年間投げられるような体力づくりとか走り込みはやってきたのですが、もう1回今年度の冬のテーマとして、自分の投球フォームを見つめ直して、本当に大事な部分はなんなのかを突き詰めてきたような冬でした」
――突き詰めて出てきた答えはなんでしょうか。
「力が入っている感じで投げていたので力が抜ければ、自分の動かしたいように体を動かせるので、力を抜くこと、脱力が今年度のテーマとして見つかりました」
――自分の投球スタイルはどのように考えていますか。
「現状正直ストレートで押していけるような投手ではないので、コントロールです。コントロールが自分の一番の売りではあると思うので、コントロール、角をしっかり突いていきたいなって思います」
――学年が上がったことによる心境の変化はございますか。
「そろそろゆっくりしている時間もないというかよりギアを上げないといけないなと感じていて、下級生の時は引っ張ってもらう立場であって、自分たちからやっていかないと下も付いてこないですし、そういうところで余裕はないなと思っています」
――リーグ戦前の現時点では先発をやりたい気持ちが大きいでしょうか。
「そうですね、できれば1戦目を投げる投手に選ばれたいと思っています。まずは長いイニングを投げられるようになり、体力やケガをしないように、コンディションを保てるかが大事だと思います」
――今春の目標を教えてください。
「チームとしてはもちろん日本一。個人としては、先発して全勝できるように頑張りたいと思います」
――ありがとうございました。
[中村謙吾]
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