(75)MARCH対抗戦 試合後インタビュー①/大西理久、金橋佳佑、佐久間秀徳、鈴木聖人

2021.11.26

 歴史ある5大学が一堂に会した。11月24日に開催されたMARCH対抗戦は、初の試みとなるも大盛況の中、幕を閉じた。MARCHの〝M〟を背負った31人の選手たち。紫紺をまとい、ルーキーから4年生まで次々と好記録をたたき出した。箱根の前哨戦ともなった今大会。今回はレース後の選手の声を掲載する。

(この取材は11月24日に行われたものです)


大西理久(商4=須磨学園)

3組10着 29分18秒30(自己新)

――今日の試合を振り返っていかがですか。

 「箱根のメンバーが大体今日で決まるので、それに向けるのが自分の中で目標でした。なので、振り返ってみるとアピールはできたかなという気がします」 

 

――大体のターゲットタイムは

 「28分台から29分15くらいで走りたいなと思っていて、結果的にそれと近いタイムで走っていました。後半も単独走になってしまったのですが、粘って走れたので良かったなと思います」

 

――残りはどのように過ごしていきたいですか。

 「一日一日が大切になると思うのでメンバー発表までしっかり練習にアピールするということを忘れずに悔いなく楽しんで陸上をできればいいなと思います」

――ありがとうございました。

 
(ガッツポーズを見せる大西(右)、溝上)
  

金橋佳佑(政経4=札幌山の手)

2組11着 30分03秒97

――レースを振り返っていかがですか。

 「最初から1キロ3分のペースで押していくという予定で、そのペースで1人で走れたので順調に上がってきているかなと感じます」 

 

――ご自身の走りに点数をつけるなら何点ですか。

 「ケガから戻ってきているのがまだ40、50パーセントぐらいですね。上がり方的に言えば、80点までは上がってこられたので、その辺に関してはいいかなと思います」 

 

――練習から注意していることや取り組んでいることはありますか。

 「ケガには注意しながらやっていますね。あと、補強などを徹底的にやってケガをしない体づくりも並行しながらやっているという感じですね」

――ありがとうございました。

佐久間秀徳(商4=国学院久我山)

4組17着 29分15秒39(自己新)

――今日の試合内容を振り返っていかがでしたか。

 「悔しいというのが一番大きいです」

 

――具体的にはどのくらいのタイムを狙っていましたか。

 「28分50ぐらいを堅実に出したいなというのを考えていました」

 

――途中で単独走の時間が長かったですが、粘り切れた要因はありますか。

 「堅実に走りたいという思いが強くありました。なので、最初4000メートルぐらいで離れたのですが、その時も別にものすごいきついから離れたというよりは堅実にこなそうという形で走っていました。余力を残した状態で離れたので、単独で押し切ることができたのかなと思います」

 

――長距離に移行して大分経ったと思いますが、距離に対する不安は減ってきましたか。

 「先週の世田谷ハーフ以降はだいぶ自信がついてきて、距離に対しての抵抗はなくなりました」

 

――ありがとうございました。

(自分のペースを刻む佐久間)


鈴木聖人駅伝主将(政経4=水城)

3組3着 28分47秒54

――最終的には他大学の選手を引っ張るシーンもありました。

 「明治の選手を引っ張りたかったのですが、自分の練習の一環でもあるのでその中で近くに中央の選手や垂れてきた選手がいました。今日はこういう中で対抗戦ですがみんながやはり箱根に絡みたい選手もいるしここで今日最後の選手もいると思うので、学生最後のトラックレースになるので。ここはやはり他大関係なく声を掛けてあげてみんながしっかり上がるのなら自分はそれを手助けしてあげようと思ったのでその結果少し引っ張ってあげたという感じですね」

 

――明大だけで見たら3組までは厳しい結果になった感じはしますがそのあたりはいかがでしょうか。

 「そうですね。やはり他大の選手との力の差が出たとは思います。それでも大西が29分15くらいと溝上(稜斗・商1=九州学院)も自己ベストが出たので。全体的にはあまり良くなかったと思いますが4年の大西が自己ベスト出たのもうれしいし、途中溝上がくっ付いてきてくれてすごいトライしたなというのは褒めてあげたいと思います」

――ありがとうございました。

 

(ゴールする鈴木聖(左))

[入野祐太]

 

第98回箱根駅伝まで、あと37日

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