
(67)秋季リーグ戦後インタビュー 蓑尾海斗

(この取材は10月30日に行われました)
蓑尾海斗捕手(文3=日南学園)
――今季を振り返っていかがですか。
「秋は捕手としての自分の力不足を感じました」
――正捕手に定着されましたが、どのようなところが評価されたと捉えていますか。
「植田(理久都捕手・国際4=高松商)さんが故障して捕手がいないとなったときに、一番守備には自信があったので、守備の面を期待されて出していただいたのだと思います」
――守備に関しての自身の持ち味は何だとお考えでしょうか。
「肩と声掛けに関しては他の捕手よりも優れている自信があります。投手出身なので不安になるときが分かりますし、事が起こる前のリスクマネジメントも大事にしています」
――打撃が好調であったことの要因は何かございますか。
「自分は打撃が全く良くなくて今まで打てなかったのですが、竹田(祐投手・政経4=履正社)さんに『打撃教えてください』と言ったら『こうやって握れ!』と言われて、それを取り入れたら打てるようになりました。竹田さんは天才です(笑)」
――リーグ戦期間中、調子の良さから相手の配球が変わることはございましたか。
「最初は安打の8本くらい真っすぐしか打ってなくて『そろそろ変化球が来るかな』と思っていたら、変化球がよく来るようになって、それを見逃して(カウントを)取りにきた真っすぐを打つようにしたら、調子も良かったので打てました」
――好機での一打も見られましたが、何か意識していたことはございますか。
「点差とか状況を逆に意識しないようにしていました。力が入ると打てなくなってしまうので、逆に何も考えずに初球に来た球を振ろうとしたら打てたという感じです」
――守備に関しては振り返っていかがですか。
「最初の慶應戦でパスボールで失点してしまい勝てなかったということもあり、日頃やってきたことでさえも神宮はできなくなってしまう場所であると気付くことができました。やはり練習量が足りないなと思います」
――配球についてはどのようにお考えでしたか。
「僕は強気というよりは後のこと考えて慎重にいくタイプです。早稲田戦の最終回に逆転されたときなどは、自分が引いたときに相手に攻められてしまったので、引いてはいけないと思いました。困った際は『強気にいこう』と思い、最後はサインを出していました」
――スローイングについてはいかがですか。
「今季は1回しか盗塁を刺すことができなかったので、さらに率を上げられるようにしたいです」
――何か成長したなと感じる部分はございますか。
「自分の中で感じたのは、最初に比べると周りを見ることができるようになったところです。ピンチの場面で投手に声を掛けにいくタイミングや野手に声を掛けるタイミングは成長したかなと思います」
――来年度に向けての意気込みをお願いします。
「体づくりからきちんと行い、チームを勝たせることができる捕手になれるように、さらに信頼してもらえる捕手になれるように、頑張りたいと思います」
――ありがとうございました。
[加川遥稀]
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