(60)丸山和郁主将 指名後記者会見/ドラフト会議

2021.10.31

 紫紺の伝統をつないだ。丸山和郁主将(商4=前橋育英)は、俊足を生かした攻守に加え、強肩が持ち味の外野手。先日、運命のドラフト会議にて東京ヤクルトスワローズから2位指名を受けた。これで明大からの指名は12年連続となり、史上最長だった連続記録を今年度も更新。プロでも神宮の地で活躍が期待される丸山の指名直後の声をお届けする。


――指名された今の気持ちを教えてください。

 「今日は一日中ドラフトのことで頭がいっぱいで、上位で指名していただいてうれしいです。やっと落ち着いた感じでほっとしています」

 

――東京ヤクルトスワローズにはどのようなイメージをお持ちですか。

 「高津監督(東京ヤクルトスワローズ)が話している動画がヤクルトの公式YouTubeにあって、その言葉を聞いて試合に入る時も、準備していました。ヤクルトは雰囲気も良くて、充実している球団なので、とても幸せな気持ちです」

 

――誰に今の気持ちを伝えたいでしょうか。

 「まずは両親に伝えたいです。神宮に応援に来てくれて、小さいころから自分の野球人生を応援してくれていたからです」

 

――目標にしている選手はいらっしゃいますか。

 「今は特に目標にしている選手はいませんが、プロ野球の世界に行ったらすごい選手ばかりなので、少しでもそういう選手に近づいていけたらと思います」

 

――プロに入っても神宮でプレーすることになります。

 「自分が所属している六大学野球にとって聖地である神宮球場でもう一度プレーができるというのは本当にうれしく思います」

 

――憧れの人に荒井直樹監督(前橋育英高)と書かれています。荒井監督からどのようなことを学びましたか。

 「野球選手としての土台より、やはり人間としての土台、自分が常日頃から言っている当たり前のことを誰にもまねできないくらい全力で取り組むことや、目の前のことに対して全力で取り組むことを常々荒井監督がおっしゃっていて3年間耳にたこができるくらい言われてきて、やはりそういう部分が人間としての土台となって明治大学に入学してさらに強くなったと思います」

 

――明大として12年連続プロ輩出、母校の歴史をまた作ったということに関してはどう思われますか。

 「やはりそのプレッシャーはあって、本当に自分たちの代で途切れたらどうしようという風にずっと思っていたのでその伝統をつなぐことができて良かったです」

 

――中学の野球部出身、人数が少ない中でも練習環境をつくってくれた地元に何か思いがあれば教えてください。

 「自分が高校に上がってから野球部が活動停止というか人数が少なく、野球部自体がなくなってしまったのですが、ここ最近は人数も増えてきて、合併、合同チームを組んでいる話を聞いたので、自分がプロに行って少しでもそのチームで野球をしてくれる子が増えればいいかなと思います」

 

――1番野球人生で思い出に残っていることを教えてください。

 「2年次春の全日本選手権の準決勝で、東農大オホーツクとの試合で、最後決勝点が自分のホームインだったのですが、善波(達也)前監督はあまり選手とグータッチをすることがなかったのですが、自分にグータッチをしてくれて、それが思い出です」

 

――ありがとうございました。

 

[硬式野球部担当一同]