(55)立大戦事前インタビュー② 山田健太内野手、池田陽佑投手

2021.10.22

(この取材は9月15日に行われました)

 

山田健太内野手

――春季リーグ戦を振り返っていかがですか。

 「優勝を狙える位置に最後の方までいられたので、最後までいい緊張感を持ちながら野球ができて、すごく充実したシーズンだったという部分もありますが、やはり最後優勝し切れなかったという悔しい部分もあったので、その悔しい気持ちを持って今秋までの練習をやっていました。個人としては、主に4番を打たせてもらったのですが、4番の仕事という部分では物足りないところはたくさんあったので、自分個人としてはあまり納得のいくシーズンではなかったです」

 

――夏はどのような部分を強化されましたか。

 「長打を打つという部分に多く取り組みました。具体的には、どんな時でも自分のスイングをするという部分に重きを置いてフリーバッティングから取り組みました。チームとしては、一人一人自分の役割があるので、その役割を全うすることが大切だと思うので、自分の役割に対した練習方法で一人一人が取り組めていたと思います」

 

――秋季リーグ戦ではどのようにチームに貢献したいですか。

 「やはり打撃の部分で、チームが苦しい場面で1本打てるように貢献していきたいと思います」

 

――取りたいタイトルや残したい数字などはございますか。

 「首位打者を取りたいと思っています」

 

――山田選手から見た明大のイメージはいかがですか。

 「野手も投手もバランスの取れたチームで、いつも対戦する中でやりにくいチームだなと思っています」

 

――特に対戦したい明大の選手はいらっしゃいますか。

 「エースの竹田さん(祐投手・政経4=履正社)は高校の頃から対戦をしてきているのですが、大学生活では最後になると思うので、楽しんで対戦できたらなと思います」

 

――自チームで期待している選手はいらっしゃいますか。

 「広陵の吉岡(広貴内野手・立大)とかは、春のシーズン途中から出始めて、規定打席には立っていないのですが、今秋はスタメンでずっと出ると思うので、吉岡のバッティングには、すごくいい打者だと思うので期待しています」

 

――現在の調子はいかがですか。

 「個人としては練習で取り組んでいることはある程度できてきているので、最後は自信をもって神宮のバッターボックスでそれを披露できたらなと思っています」

 

――今シーズンへの意気込みをお願いします。

 「4年生とプレーできる最後のシーズンでもあるので、楽しみながら、悔いを残さないように一戦一戦戦っていけたらなと思っています」

 

――ありがとうございました。

 

池田陽佑投手

――春季リーグ戦を振り返っていかがですか。

 「チームとしては、うまく行き過ぎたところもありますし、自分たちの力を出せた試合もあったので、すごくいい経験になったと思います。個人としては良いとも悪いとも言えない感じでしたが、やはり優勝決定戦で不甲斐ない投球をしてしまったので、勝負に弱いという課題が見えたかなと思います」

 

――2位という結果についてはいかがですか。

 「一人一人の『優勝したい』という気持ちの強さが慶應に負けてしまっていたのかなと思っていて、自分たちは『もしかしたら優勝できる』という気持ちで入ってしまっていたので、気持ちの準備という面で相手の方が勝っていたのかなと思います」

 

――春リーグでは9試合に登板されましたが、疲れなどはございましたか。

 「はい。やっぱり肩肘はそうなのですが、それよりもメンタル面がきつかったです。打たれた次の日も先発しないといけないので、そこの切り替えが少し難しいというしんどさはあったなと思います」

 

――春を通じて見えた課題はございましたか。

 「立ち上がりがすごく悪かったので、そこが課題だと思います」

 

――オープナーという珍しい役割をされましたが、難しさはございましたか。

 「難しさはそんなに感じなかったのですが、やはり精神面がきつかったです。やらせていただいてすごくいい経験にはなりましたし、自分の成長につながる経験にはなったと思っています」

 

――夏の甲子園では母校・智弁和歌山高が優勝されましたがいかがですか。

 「自分が3年の時に1年で入ってきてくれた後輩たちが優勝してくれたことで、自分の原動力にもなりましたし、後輩が頑張っていると自分も頑張らないとなという気持ちになりました」

 

――夏はどのような練習をされましたか。

 「最初は走り込みやウエイトトレーニングで基礎体力を上げていって、自分の体の動きを見直したりしました」

 

――明大打線のイメージを教えてください。

 「足が速いです。とにかく足が速いなと思っています。対策としては、自チームの足の速い選手にどういうことをしたら走りにくいのかなどを聞いて、相手が走りにくいことをするように心掛けています」

 

――春は明大に対して無失点でしたが、得意意識などはございますか。

 「ないです。足が速いですから。逆にあれだけ足が速いとすごく投げづらいです」

 

――特に警戒している打者はいらっしゃいますか。

 「陶山さん(勇軌外野手・商4=常総学院)、丸山さん(和郁主将・商4=前橋育英)、上田希由翔(内野手・国際2=愛産大三河)です。陶山さん丸山さんは足が速すぎます。上田希由翔は1年の時に対戦して、懐が深いなと感じましたし、投げていて怖さを感じたので、すごくいい打者だと思いました」

 

――秋の目標を教えてください。

 「優勝です。とにかくチームが一戦ずつ勝って優勝することが自分の目標でもあるので、優勝したいと思います」

 

――目指しているタイトルや数字はございますか。

 「最多勝利です。チームが勝つことが最優先なので最多勝利を目指したいなと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[栗村咲良]