(54)立大戦事前インタビュー① 太田英毅主将、東怜央内野手

2021.10.22

(この取材は9月15日に行われました)

 

太田英毅主将

――春季リーグ戦を振り返っていかがですか。

 「個人としては思っていたようなパフォーマンスが出せなくて悔しいシーズンでした。最初は3番を打たせてもらっていて、後半にかけて結構失速してなかなか打てない試合が続いて、最終的には打順も下がったという感じでした。そこに対しての悔しさはありますし、あと一歩のところで優勝できなかったのもそういう影響はあるのかなと思っています。チームとしては、劇的な試合が多々あって何とか2位になったという感じなのですが、新チームが始まってからずっと勝つことにこだわって、リーグ戦も絶対に優勝するというふうにみんなもなっていたので、あと一歩ということに悔しさが残るシーズンでした」

 

――明大戦での逆転適時打は振り返っていかがですか。

 「あの場面は技術うんぬんではないと思っていて、勝つために何としてでも打つという気持ちで打席に入っていました。前の回に明治の主将の丸山(和郁主将・商4=前橋育英)に打たれて同じキャプテンとして悔しさがあったので、自分がああいう場面で回ってきても絶対に打つという気持ちで打席に立ちました」

 

――夏はどのような練習をされましたか。

 「コロナ禍でなかなか思うようにはいかなかったのですが、練習できる期間はまずは当たり前のことをしっかりやるということを意識しました。走塁ミスだったりバントミスだったり、普段できていることが神宮でできていないということもあったので。明治の最終戦の時も何度か送ってほしい場面でバントミスが出て、あれでほとんど試合が決まったようなものでした。打つか打たないかという面以外でしっかりとできることを、まずは当たり前のことは当たり前にやろうということは練習でも常々口にしてやっていました」

 

――主将としてどのようなことをしていきたいですか。

 「どんな場面でも結構モチベーションの差が激しいチームで、いいときはいいのですが、悪いときに下がってしまうことが今の立教大学野球部のチームにはあるので、どのようにモチベーションを保つかということを、自分から選手にしっかりアプローチしようと心掛けています」

 

――秋季の具体的な目標はございますか。

 「しっかりと3割以上は打って、なかなか足が生かせていないということがあるので、盗塁は5個以上したいと思っています

 

――明大のイメージを教えてください。

 「投打ともに充実していると思っていて、打撃の面で言うと首位打者が2人いて、1番から9番まで気が抜けないなというところが怖いと思います。投手陣はみんなやはり良いと思いますし、特に先発で投げる竹田祐投手(政経4=履正社)は良いと思うので、早めにしっかり打って継投してもらえるのが一番良いと思います。序盤に集中してやっていきたいです」

 

――自チームでカギになりそうな選手はどなたですか。

 「1番を打っている道原(慧外野手・立大)は足も使えますし、バッティングも良くて、塁に出ると一番怖い存在だと思うので、そういう面で期待ということも込めてカギになると思います」

 

――秋季リーグ戦に向けて意気込みをお願いします。

 「2017年の春から優勝から遠ざかっていて、今の現役部員はまだ優勝の味を知らない選手が全員なので、何としてでもこの秋、4年生にとってはラストシーズン、優勝できるようにチーム一丸となって頑張っていきたいです」

 

――ありがとうございました。



 

東怜央内野手 

――春季リーグ戦を振り返っていかがですか。

 「個人としては、ベストナインも取れて十分な成績を残したかなと思います。チームとしては 、優勝争いをした中であと1勝をできなかったということで、悔しい思いをしました」

  

――3本塁打、打率リーグ4位という数字に関してはいかがですか。

 「自分の中でセンター方向に打つという意識がこのような結果に結び付いて、やってきたことが無駄じゃなかったなと思います。チームが勝てばそれだけでよいと思っていたので、自分がこんなに活躍すると思っていなかったのですが、自分の一打でチームに貢献できてとても良かったと思っています」

 

――夏はどのような練習をされましたか。

 「春季リーグ戦は終盤で全然バットが振れていなかったので、この夏は体力をつけるためにたくさんバットを振りました」

  

――秋季リーグ戦の目標を教えてください。

 「個人としては春よりいい成績を残し、チームとしては絶対に優勝するという思いを持ってやっています」

 

――明大のイメージを教えてください。

 「とても足が速くて『ランナーが出ないでくれ』と思いながら守備についています。ピッチャーはとてもいいピッチャーが何人もいるので、打ち崩すのは難しいと思っています。」

 

――特に警戒している選手はいらっしゃいますか。

 「1番から4番の陶山選手(勇軌外野手・商4=常総学院)、村松選手(開人内野手・情コミ3=静岡)、丸山選手、上田選手(希由翔内野手・国際2=愛産大三河)はとても嫌なバッターだなと思っています。苦手だなと思ったのは竹田投手です。個人的にも調子があまり良くなかったということもありますが、変化球が良くて、ストレートにも強さがあったので、打ち崩すのは難しいかなと思いました」

 

――オープン戦でのご自身の調子はいかがですか。

 「悪いですね。あまり思うような結果は残せていないです」

  

――チームにはどのようなプレーで貢献したいと考えていますか。

 「自分はバッティングでしか貢献できないので、チームにより多く点を与えられるようなバッティングをしていきたいです」

 

――秋季リーグ戦に向けて意気込みをお願いします。

 「どの大学にも絶対に勝てるように、そして自分のバッティングで勝たせられるように頑張っていきたいと思います」

 

――ありがとうございました

 

[西村美夕]