
(50)東大戦事前インタビュー① 大音周平主将、小宗創投手

(この取材は8月25~26日に行われました)
大音周平主将
――春季リーグを振り返ってみていかがですか。
「春の最終戦で僕たちが入学してから初勝利を飾れたのですが、春のシーズンを通して自分たちのやりたいことというか、勝つために必要なことができたのでいい戦い方ができているなと感じていて、これならいつか勝てるのではないかと希望を持ってプレーしていました」
――春季リーグは2割8分9厘を記録しました。
「慶大戦ぐらいから少しずつ結果が出始めてきた感じなのですが、調整が遅れたというか最初の方はあまり打てなかったので本当なら早大戦から自分の打撃ができていたらと思っています」
――春で一番印象に残っている試合はございますか。
「最終戦(法大2回戦)ですね。勝つまではいつも通り進んでいった感じがあるのですが、試合が終わった直後にチームメートの表情やベンチやスタンドがいつも見たことないようなみんなの顔や景色が広がっていたのでそこがすごい印象に残っているというか、幸せな瞬間でした」
――春は早大に引き分け、そして法大に勝利とチーム状態は良かったのですか。
「やりたいことができるようになったというのもあると思いますし、昨年度の先輩方が作ってくれたものを受け継いで今に至るので結果としてはすごくいいシーズンになりましたけれども、どのシーズンもとても充実していたと思っています」
――主将としてのシーズンは大変でしたか。
「あまり大変ではなかったです。自分のやることはプレーに関することや練習だったり試合で引っ張る立場なのでそこまで気負わずにみんなと協力してできたかなと思います」
――期待している選手はいらっしゃいますか。
「奥野(雄介投手・東大)は期待しています。春の法大戦の勝ち投手で投げている球も良くて、実際打たれる場面も多くなくていい投球をしてくれる選手です。またトレーニングの知識も豊富でチームのトレーニングを考えたりして活躍してくれているので秋はもっと活躍してくれるのではと思っています」
――今年度の明大の印象を教えてください。
「かなり打たれたので思い出したくないのですが、毎年すごい走る方であったり、ゴロやバントがうまいという印象があったのですが今年度は特に打つ方がレベルアップしていて、出場している選手も多くいて、1年生も出ている中で打力があったのでとにかく攻撃力が高いというイメージです」
――特に警戒している明大の選手はいますか。
「左打者の丸山(和郁主将・商4=前橋育英)や村松(開人内野手・情コミ3=静岡)選手は足も速くてただでさえ内野手にもプレッシャーにもなっていて、塁に出すとランナーにも警戒しなければならないので、守るのが大変になるので警戒しています」
――ご自身の目標はございますか。
「大学入ったときからベストナインになりたいという思いがあって、ポジションは変わってしまったのですが、三塁手でベストナイン取れるぐらいの活躍をしてチームに貢献することが秋の目標です」
――今後への意気込みをお願いします。
「最終戦で1勝を飾れたのは本当に大きいことだと思っているので、この流れのまま秋のリーグ戦でも勝てると思うので新型コロナウイルスなどには気を付けて秋は万全の状態で勝てるように頑張っていきます」
――ありがとうございました。
小宗創投手
――春季リーグを振り返ってみていかがですか。
「自分の成績としては一番いいシーズンで、チームとしても最後1勝することができたのでとりあえず良かったのかなと思います」
――一番印象に残っている試合はございますか。
「自分の中では早大2回戦で自己最高の6イニング投げた試合が印象に残っています」
――早大戦で調子が良かった要因を教えてください。
「前日の早大戦でも1イニングを無失点で抑えることができたのでいい流れのまま2回戦にいけたのかなと思います」
――春季リーグ全体を通したご自身の投球には何点ぐらいあげられますか。
「60点から70点ぐらいです。自分としても早大戦など前半戦は調子が良かったのですが、後半は調子を落としてしまって立大戦などでは同点を許したりしたのでそこは反省する部分かなと考えています」
――防御率が2.51という成績についてはいかがですか。
「自責点は少なかったのですが、失点は多かったのでそこは防御率だけでは表せない部分もあると思うので秋は失点自体をもう少し減らせるように努力したいです」
――今年度の東大は、改めてどのようなチームでしょうか。
「春のイメージとしては足を使ってというチームなのですが、本当に守り勝つ野球を昨年度からずっと続けているのでそこはぶれずに秋もやっていきたいなと思っています」
――期待している選手はいらっしゃいますか。
「遊撃手として活躍している辻村(和樹内野手・東大)がいるのですが、この夏で調子を上げているのでこの秋は頑張ってほしいなと感じています」
――東大投手陣の調子はいかがですか。
「先発は柱の井澤(駿介投手・東大)とかがいるのでそこを軸にリリーフ陣も盛り立てていけたらなと思います」
――今年度の明大の印象はいかがですか。
「春の印象としては足を絡めて、打撃もすごく良くて秋はどのように攻略しようか悩んでいます」
――特に明大で警戒している打者はいらっしゃいますか。
「自分は丸山選手が苦手なので秋は打たれないように頑張りたいです」
――秋に向けてのチームの目標を教えてください。
「春に1勝したので秋は各チームに1勝できたらなと思っています」
――今後への意気込みをお願いします。
「自分は最後のリーグ戦になるのでチームに貢献できるような投球をしていきたいです」
――ありがとうございました。
[久野稜太]
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