
(46)慶大戦事前インタビュー① 福井章吾主将、増居翔太投手

(この取材は8月26日に行われました)
福井章吾主将
――昨春を振り返っていかがですか。
「やはり主将としてチーム全員で優勝という喜びを分かち合うことができて、本当に満足いく結果で出来過ぎたという感覚があります」
――主将としてはどのようなことを意識してチームに接していますか。
「主将がチームを表すと思っていて、主将が下を向けばチームは下を向きますし、やはりいかなる状況でもぶれずに明るく接することを僕のモットーでやっています。ですので、リーグ戦期間も変わらず、常にチームが上を向いた状態で試合に臨めるように意識しています」
――明大に対してはどのような印象をお持ちでしょうか。
「やはり1点に対する執念。チーム全員で勝利をもぎ取りにくる姿勢というのは他の大学にもありますが、明大が1番強いと捕手を務めていて感じます」
――秋季リーグ戦ではどのような戦いをしていきたいですか。
「昨春勝ったことにより、他大は慶大を倒すという気持ちでくると思うので、本当に簡単に勝てる試合は1試合もないと思います。粘り強く守備から守り抜いて最後1点でも勝っている試合を10試合できればと思います」
――秋季リーグ戦での個人目標を教えてください。
「個人の目標と言われたときに僕は個人の目標というより、チームが勝てばいいと思っているので特にないです。しかし、やはり六大学のベストナインはチームが優勝争いしないと頂けないタイトルだと思っていますし、ここまで3季連続で頂いているので、最後に獲得しないと悔いが残ると思っています。ですので、4季連続のベストナインを目指して個人としては頑張りたいと思います」
――秋季リーグ戦のチームとしての目標はやはり連覇でしょうか。
「連覇はもちろんですが、去年も秋季は悔しい思いをしているので、秋季にしっかり勝つというところをチームの目標としています。その結果が春秋連覇また、明治神宮野球大会まで含めて4冠となるので、そこまで達成できればいいと思います」
――リーグ戦への意気込みをお願いします。
「新型コロナウィルスの影響もあり、なかなかうまくいっていない日々が続いていますが、神宮球場で野球ができる喜びと感謝を忘れずにもちろん勝つことも大事ですけれども、何か野球を通じて人々に元気や勇気を与えられるようにリーグ戦頑張りたいと思います」
――ありがとうございました
増居翔太投手
――昨春を振り返っていかがですか。
「全体を通して序盤の試合は調子が良く、体力も残っていたので、良い感じで投げることができていました。しかし、後半の試合では制球を乱してしまって結果としてチームが負けることもあったので、リーグ戦全体を通して最後に少し力尽きてしまったことが反省です」
――この夏の取り組みを教えてください。
「まずは投球練習。4、5日間にわたって投げ込みで球数を増やし、体力を増やすといった取り組みと、投球練習の最後に10球チャレンジといって、10球投げて、構えた場所に何球行くかという取り組みをしていました。そうすることで集中力に加えて、技術面で狙った箇所に投げるコントロールをつけ、先発で投げた時に楽に試合を進められるように夏は取り組んできました」
――ご自身のチームの中での役割を教えてください。
「まずはやはり先発として試合を作る。先発を昨春にやらせてもらって、ある程度経験させてもらったので秋季リーグ戦もチームの勝利に貢献できるように試合を作るという役割ができたらいいなと思います」
――4年生とはラストシーズンとなります。4年生にはどういった思いをお持ちですか。
「今の4年生は1番長い付き合いの先輩方でいろいろとお世話になったところもあるので、やはり最後は優勝して日本一になりみんなで笑って終われるように、4年生が最後の大学野球をいい形で終われるように、少しでも力になりたいと思います」
――最後に意気込みをお願いします。
「まずは目の前の打者、目の前の試合にしっかり集中して気持ちを入れて自分のできることを全力で出し切る。そして最終的にチームが勝てるように、自分ができることを精いっぱいやっていきたいと思います」
――ありがとうございました。
[中村謙吾]
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