
(17)慶大戦事前インタビュー② 正木智也内野手、森田晃介投手

(この取材は3月14日に行われました)
正木智也内野手
――今年度、副将に就任されました。
「今まで意識していたことをより意識するようになりました。昨年度までは4番を打たせてもらっていて、4番というチーム内の見られ方をずっと意識してやっていたのですが、今年度から4番プラス副将という立場になりチームメイトから見られる目も多くなりました。周りから見られることも多くなったので、そこで自分が妥協して練習をしたり、変な練習姿勢で練習していたりすると周りに及ぼす影響が大きくなるので周りにはいい影響を与えられるように常に姿勢を意識するようになりました」
――慶大のアピールポイントを教えてください。
「慶大は世間のイメージとは真逆かもしれないのですが、泥くささや執念などは他の大学には絶対負けないようにやろうとずっとやってきましたし、そういう野球をしようと言ってきたので泥くささや執念を見てほしいです」
――ご自身のアピールポイントはありますか。
「昨年度1年間を振り返って、もう少し本塁打を打ちたかったなというのがあります。長打力をどうやって伸ばすかというのも今年度の課題としてやってきたので、本塁打の数に注目してほしいなと思います」
――今年度の明大の印象を教えてください。
「昨年度も出場している選手が多くて、経験の面、技術的な面を持ち合わせた経験のある選手が多いと思います。丸山(和郁・商4=前橋育英)を中心に機動力もありますし、長打を打てる選手もそろっていて打撃面でもさまざまな角度から点が取れる打線なので、警戒しなければならないと思います」
――最後に個人目標を教えてください。
「まずは数字というよりチームを勝たせられるバッターになりたいなと思います。本塁打年間8本以上、打率も3割5分以上は打つという割と高い目標なのですが、毎日その目標を超えられるように練習しているので頑張りたいです」
――ありがとうございました。
森田晃介投手
――昨年度はどのようなシーズンでしたか。
「結構自信を持って臨んだシーズンだったのですが、あまり思ったような投球ができず悔しいシーズンでした」
――どのような点でうまくいかなかったのですか。
「自分本来の投球ができなかったというか、自分のリズムに持ち込むことができずにフォームのバランスや自分の攻め方が見えないまま進んでしまいました」
――チームとしてはどのようなシーズンでしたか。
「優勝争いをさせてもらって、最後早大に2連敗してしまい慶大の悪いところが出てしまいました。最後の弱さが出たシーズンだと思います」
――悔しいシーズンだったということでしょうか。
「早慶戦2回戦で9回まで勝っているところで、最後本塁打を打たれて今まで積み上げてきたものが一気に壊されたというか、絶望ですよね。これも野球の面白いところだと思いますが、最後の最後に勝ち切る難しさを感じました」
――秋季リーグを終えてどのような課題が見えましたか。
「直球の弱さを痛感させられたので、この冬、オフシーズンはとことん磨いて手応えはつかみつついるかなという感じです」
――今シーズンの見どころはございますか。
「どちらかというと僕は投手なので、投手を見てほしいと思います。昨季は4年生が結構投げていて、あまりリーグ戦を経験している人が少なかったのですが、今季は新戦力が投げると思うのでまた新鮮な慶大野球を見せられると思います。僕自身も4年生になって後輩たちが投げる姿を見るのが楽しみです」
――自分のアピールポイントは何だと思いますか。
「オフシーズンは直球を磨いてきたので、雰囲気が変わったな、今までと全く違うな、投球スタイルが違うな、何か成長したな、直球を生かす投球ができているな、というところを見てほしいです」
――今年度の明大の印象を教えてください。
「割と昨年度のメンバーが残っているというイメージがあります。入江大生選手(令3政経卒・現横浜DeNAベイスターズ)などが抜けたのですが、竹田(祐投手・政経4=履正社)、髙橋(聖人投手・商4=小諸商)、丸山、陶山(勇軌外野手・商4=常総学院)などが残っているので良いチームだなと思います」
――特に警戒している選手はいらっしゃいますか。
「丸山、陶山です。この2人を調子づけてしまうと厄介だなと。それが明大の機動力というか明大野球部の勝ち方だと思うので、そこを抑えられるかがポイントだと思います。明大はミートがうまくて、いやらしいバッターが多いのでさまざまな球を使って必死に抑えなければならないと思っています」
――明大の投手陣についてはいかがですか。
「制球と変化球が良いイメージがあって、ゲームメーク能力が高くてどんな調子でも試合をつくる投球をするので、打ち崩すのが大変という印象があります」
――今季の目標を教えてください。
「個人目標は特には設定していなくて、とにかくチームが優勝できるために自分がどのような役割をしなければいけないのか、チームの優勝につながることを考えて力になれるようにしたいです。個人成績よりはチームが優勝すれば満足かなと思います。チームとしては優勝から遠ざかっている部分があるので、今年度の春季、秋季と連覇したいと思います」
――ありがとうございました。
[宮本果林]
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