(14)東大戦事前インタビュー① 大音周平主将、小宗創投手

(この取材は3月16日に行われました)
大音周平主将
――昨年度振り返ってみていかがですか。
「投手全体が安定していた中で、なかなか打つべきときに打てなかったことが多かったです」
――打率が2割4分2厘でした。
「自分の中では4季やってきた中では一番いい結果だったのですが、いろいろチーム状況により打撃スタイルを変えたので、そういった面では率が残せたのかなと。ですが長打が出なかったことはチームの勝敗に直結してしまいました。自分は単打が多かったのでなかなか走者を返せなかったのでそこは悔しいなと思いました。あまり単打では意味がないというか、チームの勝利に貢献できるような打撃をしていきたいなと思いました」
――主将になった経緯を教えてください。
「ずっと自分が主将をやるだろうと思っていて、新チームが発足した時も『主将やってくれるよね』という感じだったので、『やります』と言いました。ここは割とスムーズに決まりました」
――東大野球部を主将としてどのように牽引(けんいん)していきたいですか。
「基本自分以外の人は優秀というか、運営とか仕事ができる人が多いので、信頼しています。信頼して仕事を任せていて、自分が一番何もやっていないような気がします」
――ご自身の長所は何かございますか。
「調子の振れ幅が少ない方だと思います。また、状況によっていろいろなプレーをしたり、チームの雰囲気を盛り上げることだったりは自分の持ち味だなと思います」
――チームの目標はございますか。
「まず一つ勝つことです。一つ勝てればどんどん勝ち星が増えるのではないかなと思います」
――ご自身の目標を教えてください。
「打率を3割まで上げたいです。ですが長打を狙うと率を上げるのは難しいと思うので、出塁率を4割、長打率5割というのが今季の目標です」
――今後の意気込みを教えてください。
「今年度のチームはいろいろなことをやってきているので、まだ個人の実力が追いついていないところはあるのですが、これからどんどん上達して自分の考えを試合で発揮できるようになると思います。グラウンドで成長していく姿を見てみてくれたらなと思います」
――ありがとうございました。
小宗創投手
――昨年度振り返っていかがですか。
「初戦の慶大戦で8回裏まで勝っていて、自分としても試合に貢献できたという思いがあったのですが、結局勝ちきれずに1年が終わってしまったので、自分の中ではできたなと思っていたのですがそれでも足りなかったと痛感した1年でした」
――具体的にどこが足りなかったのでしょうか。
「投手陣全体にも言えるのですが、四球が多かったので、そこを減らしていければなと思います」
――最上級生になって、何か意識が変わったことはございますか。
「昨年度は先輩たちについて行けばいいという思いがあったのですが、今年度は自分が引っ張ってチームを勝たせるような動きをしなければと思います」
――最も印象に残っている試合は何かございますか。
「立大1回戦です。他の投手はしっかり投げきれていて、自分だけが失点したのですが、最小失点に抑えられたのでよかったかなと思います」
――どのような投球をしていきたいですか。
「先発が中継ぎかまだ自分の中で分かっていないのですが、先発だったら試合をつくって、完投まではいかないにしても後の投手陣にしっかりつなげるような投球をしたいです。中継ぎだとしても全試合登板して、1点も失わないようにしたいです」
――今年度の明大の印象は何かございますか。
「投手陣が竹田(祐投手・政経4=履正社)選手を始め、経験豊富な選手がそろっている印象なので、そこを何とか崩していければなと思います」
――ご自身の目標はございますか。
「まだ一度も規定投球回に達していないので、規定投球回を投げることと、防御率3点台を目標にしていきます」
――今後への意気込みをお願いします。
「一度も勝てないまま引退することは悲しいので、勝って楽しく終えたいなと思います」
――ありがとうございました。
[久野稜太、野口優斗]
(写真は東京大学提供)
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