
ヨット部(後編)
新型コロナウイルスの影響で多くの大会が中止になった昨年度。活動が制限される中でも選手を支えたマネジャーたち。今回はそんな縁の下の力持ちたちの声を発信していく。第2回はヨット部の井上和奏マネジャー(法4=聖園女学院)と千賀玲奈マネジャー(営2=共立女子)。後編では千賀マネジャーのインタビューをお送りする。
千賀マネジャー
――ヨット部のマネジャーになったきっかけは何ですか。
「私は入部したのはちょうど1カ月前くらいなのですが、マリンスポーツというところがかっこいいなというのが元々あって、選手だとあまり自分がしている想像がつかなかったのですが、サークルなどでなあなあな4年間を過ごすのが嫌で、やりがいがあって大学4年間を充実させたものにしたくて、体育会のヨット部のほうに連絡をして入部しました。一日一日が充実しすぎていて、1週間がすごく早いです」
――入部を決めるまでは何をされていたのですか。
「コロナ禍では、オンライン授業とバイトだけで、ほぼフリーターみたいな感じで(笑)。あまり健康な生活ができていなくて、やはりそういうときって精神を病んでしまうのですが、こうやって外に出たりとか、充実させることって本当に大事だなと今活動していてすごく感じています」
――マネジャーをやってきて大変だったことは何ですか。
「ヨットの知識は、今まで生きてきて知ることのないものだったので、一から知るという意味で、最初は用語が飛び交っていて難しかったんですけど、だんだん練習日数を重ねていくうちに分かるようになってきて。最初は話についていくのが大変なことはありました。マネジャー同士でも教え合って、私は先輩から教えてもらったり、自分から学んで発表する時間とかもあったりします」
――マネジャーになる前と今で、自分の中で変わったことはありますか。
「まだ始めて1か月ですが、先輩に『私はこう思うんですけど、こうしたらいいですかね』とかの提案をするようにしたりとか、前は受け身だったのですが、今は自発的に行動するようになりました」
――これから歴を重ねていくうえで、どんなマネジャーになりたいですか。
「和奏さん(井上マネジャー)みたいな(笑)。選手の人たちが『いつもやってくれてありがとう』ってよく和奏さんに言っているのを見るんですけど、こうやって感謝されるまでにはなりたいなと思っていて。いてくれてありがたいなと思ってもらえるマネジャーになりたいです」
――マネジャーとして今後どのように部活に関わっていきたいと考えていますか。
「来年には先輩はいらっしゃらないので、今いらっしゃる時にできるだけ吸収して、一人前に。今は始めたばかりで、半人前にもなっていないなと思うのですが、できる限りのことを吸収して、それを下の代に生かしていく、吸収する1年にしたいです」
――新しくヨット部のマネジャーになりたいなと思っている人に向け、メッセージをお願いします。
「2年生の人も『1年間無駄にしてしまったけど、2年生から何か始めよう』という気持ちがあれば、ヨット部では全く気にせず、むしろそれをバネにしてその分頑張ろうとできると思うので、時期は1年生でも2年生でも関係なく、何か始めたいと思う人は1回来ていただいて、葉山のきれいな海を見て『ここで大学生活頑張りたいな』と思ってほしいです」
――ありがとうございました。
[金井遥香]
ヨット部ってこんな部活!
私たち体育会ヨット部は現在プレーヤー21名マネジャー3名の計24名で活動しています。部員23名のうち、もともとヨットをプレーしていたのは8名だけ!他の15名は大学からヨットを始めました。マネジャーも現在は各学年1人ずつ所属しています。大募集中です!
活動場所は神奈川県葉山町にあるヨット部専用合宿所と、すぐ近くの葉山港ヨットハーバーです。きれいな合宿所で仲間と一緒に寝泊まりして、仲が深まります!授業期間は毎週土日の2日間、長期休み(春、夏休み)は週4、5日練習を行っています。ヨットは競技の特性上、お金がかかりますがアルバイトで賄っている部員も多くいます!文系理系問わず、教職を履修する部員もいるので参考にしてください。
2020年度は関東インカレ総合5位、全日本インカレ総合9位という結果に終わりました。今年度は全日本総合優勝を目標に掲げて活動していきます。私たちと一緒に海を駆け抜けて、共に全日本総合優勝を目指しましょう!
(写真はヨット部提供)
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