(33)法大戦事前インタビュー① 宇草孔基外野手

(この取材は9月1日に行われたものです)
宇草孔基外野手
――春季リーグ戦を振り返っていかがですか。
「個人的にはキャリアハイの成績は残せたのですが、チームが5位という結果で終わってしまったので、チームを勝たせられる選手になれるようになりたいと思い、夏は取り組んできました。チームとしては5位という結果を受け止めて前に進むしかないと思います」
――春季リーグ戦で見えた課題はありましたか。
「粘りですね。自分たちがいいようにゲームを運べているときはいいと思うのですが、ちょっと劣勢だったり相手の流れがきたときはすぐ崩れてしまうというケースばかりでした。うまくいかないときにどうするかというのが足りなかったなと思います」
――それを踏まえて夏の取り組みはいかがでしたか。
「オープン戦を数多くやっているのですが、その中でうまく試合を運べてないときに、ベンチなどで『今我慢だよ』『ここから一気に攻めてくぞ』というような声がどんどん出ているので、その点はいいかなと思います」
――ケガをしている中での取り組みを教えてください。
「ベンチにはずっと入っていましたし、できることをやっているという感じです。体幹トレーニングであったり、自分は本当に体重を増やさなければならないので、たくさんご飯を食べていました。早く治したいので治療など、ケアに時間を割いてきました」
――大学代表に選出されました。
「自分は高校代表の時にも選んでいただいて、その時は全然結果を残せなくて自分の力の無さを感じたのですが、大学4年生になって選んでいただいて、成長を実感できました。高校代表の時の悔しさが糧になったのかなと思いました」
――レベルの高いチームに混ざって感じたことはありますか。
「自分の武器としている積極的なバッティングと走塁という面を生かしたプレーすることができたので、自信になりましたね。それでも勉強になることばかりだったと思います」
――春季リーグを通して、明大の印象はいかがでしたか。
「しぶといですね。粘ってくるなという印象があります」
――森下暢仁主将(政経4=大分商)と実際に対戦してみての印象はいかがですか。
「どの球種でもカウントが取れますし、牽制もうまいですし、打つにも投げるにも、フィールディング一つ一つにしても、野球が上手いなと思いますね。彼も注目されているので、対戦するのがすごく楽しみな選手の一人です」
――最後のリーグ戦にかける特別な思いはありますか。
「学生野球最後の年なので、悔いがないように準備しておくという感じですね。全てが悔いなく終われるようにという気持ちが強いです」
――具体的な数字目標はありますか。
「数字は正直考えていなくて。一打席一打席しっかり塁に出て自分の仕事を徹底するというのが一番で、それに結果がついてくればいいかなと思います」
――秋季リーグ戦へ向け、カギを握る選手はいらっしゃいますか。
「みんなそうですが、強いて言ったら海(船曳)かなと。同じ外野手で彼は本当に努力家ですし、春は苦しみましたけど、その中でも自分と向き合って努力していて。今のオープン戦でも結果を残していますし、秋はやってくれると思います」
――最後に意気込みをお願いします。
「もちろん優勝したいという気持ちはあるのですが、一球一球、一打席一打席に悔いを残さないという心の積み重ねがいい結果に繋がると思いますし、たとえ悪い結果でも、中途半端なことは起きないと思うので、そういう姿勢でやっていきたいと思います」
――ありがとうございました。
[加川遥稀]
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