(7)法大戦事前インタビュー② 向山主将

2018.09.12

 初戦の相手は第1週で早大から勝ち点を奪取している法大だ。経験豊富な上級生を中心にチームがまとまっており、投打に抜け目がない。4季ぶり40度目のリーグ優勝を目指す明大にとって重要な一戦。1カード目から高い集中力で臨むことが必要となる。

 

(この取材は8月15日に行われたものです)


 

向山基生主将
――個人的に振り返り、春のシーズンはいかがでしたか。

「勝負強い打撃で勝利に貢献する打撃ができたかと言われると、そうではないのでもっと勝ちにつながる結果を残したいなと思います」


――チームとしての春のシーズンはいかがでしたか。
「リーグ戦の入りを意識してたんですけど、なかなかうまくいかなくて、1点差ゲームも落として詰めの甘さというか、そういう部分を感じましたね」


――大学日本代表に選ばれた時の心境はいかがでしたか。
「もちろん選ばれてうれしかったんですけど、全日本で活躍して意味があると思っていたので、その時はまだ満足はしないで頑張ろうと思いました」


――全日本で親しくなった選手はいますか。
「投手であれば松本航(日体大)、甲斐野央(東洋大)がドラフト1位候補と言われてますし、すごいと思いましたし、外野手であれば辰巳涼介(立命大)と明治の逢澤(崚介)とかと仲良くなって、いろいろな話ができました」


――どのような会話をしたのですか。
「あんまり野球の事は話さなくて、もちろん野球のことも話しますけど、堅い人たちではないので、すごくたわいもない会話をしました」


――海外遠征を経験して新たに得られたことはありますか。
「日本の細かい野球というか、特に走塁面とかでは世界の中でもトップクラスだなと思ったので、チームに還元できることはしていきたいなと思っています」


――海外の選手のすごさを感じた部分はありますか。
「パワーがあるので、打撃にしても送球にしても日本人にはなかなかまねできるものではないと思いました」


――夏の練習でチームとして何か意識していることはありますか。
「結構暑いので、長くたくさん練習しているわけではないのですが、一球一球の質であったり、犠牲打とか、やはり打つだけではなかなか得点できないと思うので、そういう細かいところを見つめ直しています」


――成長を感じる選手はいますか。
「投手でいえば、高田孝一、三浦銀二、石川達也がよくて、野手も羽根龍二であったり、佐藤勇基が、もちろん彼らには来年もあるので、すごく自覚して練習しているなという印象があります」


――明大にはそのような印象がありますか。
「何点リードしていても、すごく怖いというか、粘りのあるチームなので一瞬たりとも気を抜けないなという印象があります」


――春の最終カードの明大との接戦はどのように感じましたか。
「1戦目もリードしていたんですけど、追い付かれてしまい、気を抜いていたわけではないのですが、明治なので何があるか分からないという気持ちでプレーしていました」


――明大の中で警戒している選手はいますか。
「渡辺佳明、越智(達矢)、あと結構、高瀬(雄大)とかも怖いですね」


――どこに脅威を感じますか。
「高瀬、越智は一発もありますし、渡辺佳明は簡単には打ち取れない、すごく粘り強い打者なので厄介だなと思います」


――明大の中で親交がある選手はいますか。
「坪井(将希)は中学校が同じで、すごい今でもよく食事に行ったりして仲良くて、あとは渡辺、逢澤、結構自分明治と仲良くて、越智とか氷見(泰介)とかいろんな選手と食事したりしました」


――自身の今の強みは何ですか。
「出塁率の高さ、欲しいときに長打を打てる、あとは肩ですね。小さい頃か自信があって、小学校、中学校くらいまでは投手もやっていたので、自信はあります」


――春のリーグ戦で印象に残っている試合はありますか。
「明治の1戦目で、中村浩人がサヨナラ打を打って勝った試合ですね。ここ最近ではすごく印象のある試合でしたね。勝ちが少なかったので、勝ったらうれしいなと改めて思いました」


――最後のリーグ戦で法大のキーマンは誰だと思いますか。
「菅野秀哉ですね。こいつがフル稼働してくれないと、他の投手だけでは優勝できないと思うので4年生として、エースとして頑張ってほしいです。


――ラストシーズンに思いはありますか。
「まずは明治と最初に当たるので、リーグ戦の入りはしっかり勝って、優勝争いに食い込んで、どんな形でも優勝したいですね」


――ありがとうございました。
[小畑知輝]