(50)リーグ戦後インタビュー 森下暢仁

2018.06.23

                                                                                                                                             この取材は 6月14日に行ったものです。

森下暢仁投手(政経3=大分商)

――3位という結果を振り返っていかがでしょう。 

 「もっとやらなければいけないことがあるなと思いました。(慶大との差は)勝負強さだと思います。欲しいところで一本出たり抑えたいところで抑えたりしていて、そこが明治との差かなと感じました」


――チームとしては捕手が固定できませんでした。 

 「打たれているのは自分なので、できれば固定はしてほしいですけど捕手がどうこうとかは関係ないです。(下級生が捕手のときは)自分が引っ張る気持ちで投げています。同期の時はコミュニケーションを多く取るように心掛けています」


――ご自身としては初めてエースナンバーの〝11〟を背負って臨んだシーズンでした。

 「チームを勝ちに導けなかったので悔しいです。粘り切ることができませんでした。(緊張感は)最初は緊張しました。でも回を追うごとに徐々になくなっていきました」


 ――合計で883球を投じましたが体力的にはいかがだったでしょうか。

 「疲れはあまり残っていないです。試合の後半でも140キロ後半を出せていたのでそこは問題なかったです。でも1年間通して投げたわけではないので、秋も投げられるようにやっていきたいです」


 ――後半の失点が少し目立ちましたが原因は精神的な部分でしょうか。

 「いや、こっちが有利なカウントで甘く入ってしまったり、大事なところで抑えきれなかったので技術的な面だと思います」


 ――そんな中で今季のベストピッチを挙げるとすればどの試合でしょう。

 「立教の3回戦です。ストレートでも変化球でもカウントが取れて、相手のバッターも振ってくれたので楽に投げることができました」


 ――試合中には気迫を出すシーンが多く目立ちました。

 「勝つために自分のできることは全部やらないといけないので。まだまだ足りない部分もあるので秋はしっかりやっていきたいです」


――高校時代には大会で「投手なのにヘッドスライディングをした」という話も耳にしました。

 「そうですね。高校の時は野手もやっていたんですけど、投手とか野手とか関係なく勝つためにやりました」


――シーズン中は打撃が好調でしたがご自身ではいかがでしょうか。

 「来た球を振っていただけなのでたまたまです。(練習量は)他の投手と同じくらいです。リーグ戦中はやりますが、それ以外のときはあまりやらないですね」


――今季は第2先発で伊勢大夢投手(営3=九州学院)が台頭しました。

 「同期なのでやっぱり刺激になります。(普段は)うるさいです(笑)。でもやる時はしっかりやるのでメリハリがあります。練習もよく一緒にやります」


――リーグ戦終了後、練習の方はいかがでしょうか。

  「結構球数を投げたので肩や肘を休めているところです。ブルペンにもあまり入っていません」


――大学日本代表選考合宿にも招集されましたがいかがですか。

  「すごい選手たちと一緒にやれるし、前回いなかった選手も多いのでいろんなことを学んでいきたいです。(選出されれば2年連続になるが)前回の経験も生かして頑張っていきたいです」


――プロの世界では高校の同期の川瀬晃選手(福岡ソフトバンクホークス)が1軍でスタメン出場を果たしています。

「やっぱり刺激になります。連絡は今も取り合っています。1年後、2年後には自分も、という気持ちは強いです」


――最後に秋への意気込みをお願いします。

  「春にできなかったピッチングをして優勝できたらなと思います」


 ――ありがとうございました。


 [楠大輝]