
(45)リーグ戦後インタビュー 逢澤崚介

この取材は 6月14日に行ったものです。
逢澤崚介外野手(文4=関西)
――今季の振り返りをお願いします。
「1球の重みや、接戦を勝ち切れない弱さが課題として見つかったシーズンでした。(前半は好調でした)1戦目で負けてもその後に勝ちに行ける雰囲気がつくれていたと思うので、自分たちが負けてもそんなに落ち込むことはなく自分たちのペースでやれていたのが要因だと思います。(後半は失速してしまいました)毎回課題として出るんですけど、私生活での気の緩みがグラウンドでもプレーに出ていたと思います」
――複数の選手から意識改革が必要との話が出ました。
「厳しいことを言えるときは言えるんですけど、オンとオフの切り替えができていなかったとは感じます」
――勝負どころでの一本が出ない場面も目立ちました。
「相手投手がピンチの場面で力を入れて投げてくるのは当たり前で、そこでの集中力とか打席での工夫とかが見受けられなかったので、投手の情報を共有するなど、一つ一つ徹底してやっていきたいと思います」
――最も印象に残る試合はどれですか。
「自分としては法大戦で優勝が残っている中で負けたのが痛かったというのと、自分がチャンスで4番として打点を挙げることや次につなぐことができなかったので悔いが残っています」
――チームとして技術面で足りなかったところはありますか。
「守備は良かったと思うので、打撃です。終盤の追い詰められた場面では良い粘りが出せたと思いますが、試合の前半ではそれが見られなかったので、試合を通して同じ勢いで攻撃をしなければいけないと思います」
――個人的に成長した部分はありますか。
「守備では良いプレーができましたし、外野全体が良かったのは自分の声掛けができたからだと思うので(他の外野手とも)良い関係を築けたと思います。走塁でも今春最多盗塁を獲得できたので、秋に向けて自信がつきました」
――打撃不調の時期もありました。
「監督からも『ネット裏と戦うな』と言われていたんですけど、スカウトの目とかを意識しすぎていたのが良くなかったと思います」
――本塁打が出ませんでした。
「自分はヒットの延長がホームランという考え方です。二塁打や三塁打は出ていたので、その部分は夏に修正していくので、気にせずにやっています」
――今最も取り組んでいることは何ですか。
「打撃面はレベルアップを目指しています。ポイントを近づけて逆方向への強い打球を意識して取り組んでいるところです」
――チームとして秋に向けて必要だと思うことは何ですか。
「全員が目標を目指して同じ方を向くというのが大事だと思います。それが練習のときはもちろん、私生活や寮生活からつなげられるような言動、行動をやっていきたいと思います。(意識改革に向けて中心となるのは)有輝(吉田主将・商4=履正社)が引っ張って、それを自分たち副将が支えていけたらというふうに思います」
――大学日本代表選考合宿にも招集されました。
「昨年度も候補合宿まで行きながら駄目だったので、全国の選手たちと一緒にやることで得られるものはあると思います。(前回も明大から4人が代表に選ばれた)『来年度は自分も』という思いで見ていました。プロを目指す中でも代表の経験は自分にとってプラスになると思うので、代表のユニホームを着たいという思いは強いです」
――これからの夏はどのように過ごしたいですか。
「学生生活最後の夏なので、経験できることはしっかりやりながら、苦手なウエートトレーニングなども挑戦しながら自分に厳しくやっていきたいと思います。下の世代にも良いものを残せるようにまずは自分が成長していきたいです」
――ありがとうございました。
[曽布川昌也]
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