(43)東京六大学野球春季リーグ戦 法大戦瓦版配布のお知らせ

超克
何度も崖っぷちから、はい上がってきた。東大戦以外は第1戦を落とす苦しい展開が続いた今季。背水の陣の覚悟で挑みながら、戦い抜く日々だった。2カード前の立大3回戦では、中1日ながら森下暢仁投手(政経3=大分商)の意地の完投勝利で、優勝争いに食い込む。そして負ければ目の前で優勝を決められていた慶大2回戦。絶体絶命の危機も伊勢大夢投手(営3=九州学院)の初完封で阻止。打線もリーグトップの打点を誇る越智達矢外野手(営4=丹原)、六大学通算安打数を73本まで伸ばしている渡辺佳明内野手(政経4=横浜)ら4年生野手陣が奮起し、下級生投手陣を救ってきた。
結束
ワンチームでいばらの道を突き進む。前カードの慶大戦を落としたことで自力優勝は消滅し、優勝への条件は法大戦連勝が必須に。またも追い込まれた。だが今年のチームの強みであるチームワークがある。先頭でチームをけん引してきたのは吉田有輝主将(商4=履正社)。関西出身の明るい人柄と芯の強さで、学年を問わず信頼は厚い。もちろん吉田だけではない。何度も声を掛け合いながら戦い抜いてきた紫紺ナイン。割れた紫のメガホンを持ちながら応援するベンチ。そして一体となって盛り上がる応援席最前列にいる控え選手たち。野球部全員で戦う姿には、他大には負けない底知れぬ全員野球がある。
優勝への運命を握る法大戦。開幕前は優勝候補だった潜在能力の高さを考えれば、法大の5位という順位に油断などできない。だが相手がどこだろうとやることはただ一つ。「自分たちのできることを全てやり切る」(吉田)。全員で〝明治魂〟をぶつけた先に、栄冠は待っている。
☆兄弟V40への道☆
今季のリーグ戦を制覇すると通算40度目のリーグ制覇となるが、現在行われているフレッシュリーグも40度目の優勝が懸かっている。公家響内野手(政経2=横浜)が新人戦主将を務める明大は、5月20日現在3戦を終えて早大と並び無敗で1位。「節目だし、狙いたい。戦いながら強くなって優勝したい」(公家)と強く意気込む。残る試合は法大と東大の2戦。若き精鋭たちの活躍からも目が離せない。
[浜崎結衣]
神宮球場アクセス
・東京メトロ銀座線 外苑前駅より徒歩3分
・都営大江戸線 国立競技場駅より徒歩7分
・JR総武線 信濃町駅より徒歩10分 千駄ヶ谷駅より徒歩15分
こちらの瓦版は以下の日程で配布します。ぜひ手に取ってご覧ください! 部数に限りがありますのでお早めに!
5月26日 10時~10時半 神宮球場正門前
5月27日 12時半~13時 神宮球場正門前
※なお、明大が第2試合の場合は、第1試合の7回裏終了頃から配布を開始します。第1試合の試合状況により時間が前後しますので、あらかじめご了承ください。
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