
(27)立大戦事前インタビュー① 溝口監督

――チームとして冬場はどういったことに尽力されてきましたか。
「野手は打力の向上、攻撃力の向上にすごく特化してやりました。年明けまで守備はやらずというくらいね。ピッチャーに関しては決め球を磨くというか、この球で打ち取っていくという軸となるボールを確立することを掲げました。チーム全体では体力向上のために食べることに力を入れました」
――昨年のチームとの違いを教えてください。
「すごく練習しますね。今年は練習ができるチームです。量もそうだし質を落とさずにやるという点でも、練習をやる力はありますね」
――昨年の4年生がチームに残してくれたものはありましたか。
「戮力同心(りくりょくどうしん)で勝つという財産は置いていってくれて土台にはなっていますが、一体となって春は勝ったけれど秋は負けたので、何らかのレベルアップを図らないと勝てないといった感じですね」
――チームスローガンは「Go all out! Be aggressive.」に決まりました。
「こういう感じかなっていうのは4年生と話して、最後は選手が選びました。春は優勝したけれど、秋は4位に沈んだことを考えて流れが悪くなるとそのムードを追い返せないところが立大はあるので、そうであってもできることを目いっぱいやる、やり切るっていう意味でのall out。劣勢のときでも前を向いて希望を持って戦うという意味でbe aggressiveなので、そういうことが必要なんじゃないのっていう話はしました」
――明大の印象をお聞かせください。
「一言で表すと強敵です。高校時代の実績がある選手が入るのですが、そのポテンシャルだけで戦ってるわけではないんですよね毎年。細かいところは細かくする、チームが一方向を向く力があるので、元々力のある選手がそういうチームカラーの下で戦えるというのは相当手ごわいなというのが私の印象です」
――最後に今季の抱負をお願いします。
「春のリーグ戦優勝、唯一ですね。全日本選手権連覇とかいうことはかなり先の話であって、東京六大学を勝つことが何よりも難しいことなので、そこを何とかこの春に優勝するというのが目標です。練習でやってきたことを神宮の舞台で、実践の中でどれだけやれるというのを選手には出してほしいです。勝敗もどうなるかは分からないですが、『立大の野球はやっぱりいいな』と、見てる方に感じていただけるような野球ができたらいいなと思います」
――ありがとうございました。
[丸山拓郎]
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