(9)開幕前インタビュー 森下智之

――ご自身にとって昨シーズンはどのようなものでしたか。
「練習試合で調子が良かったんですけど本番に弱かったです。監督にもあまりアピールできなかったシーズンでした。(オープン戦とリーグ戦は違うか)雰囲気が全然違いますね」
――それを踏まえた冬の取り組みを教えてください。
「バットを結構振って、ウエートもしましたけど、特に変わったことはしていないです。(変わったことはしていないが結果が出たのは)打ち方を変えるなど、これと言った取り組みはないですけど、意識は変えました」
――具体的に強くなった部分はどこですか。
「逆方向の打球が増えました。なぜかは分からないですけど。(外角球に強くなったか)それはあります。打ち損じがなくなったという感じです」
――アメリカキャンプはどうでしたか。
「アメリカの大学やマイナーチームは速いピッチャーが多いですし、打てれば日本にそれ以上のピッチャーはいませんから自信になります。打球も速いので、日本以上のスピード感を経験することで自信になりました。バントとか進塁打とかはないので、やりやすいといえばやりやすいですけど」
――三塁手の守備に自信はありますか。
「ないです。全然ですね。送球と速い打球をはじいちゃったりするので、自信はないです。ピッチャーに声はかけるんですけど、自分のことで精一杯です。そのあたりは今の課題です」
――打者としての強みはありますか。
「苦手なピッチャーがいないことです。球種やコースも、データを出せば打てていない所はあると思うんですけど、意識としては苦手コースはないです」
――逆に直したいところはありますか。
「三振を減らしたいです。多くしているわけではないですけど、ピッチャーが嫌がるバッターになりたいので三振はしたくないです。(打順は何番を務めたいか)何番でもいいですけど、打ちたいといえばクリーンアップが打ちたいです」
――吉田有輝主将(商4=履正社)のチームづくりについて教えてください。
「有輝とは仲がいいです。嫌がっている人も、疑問に思う人もいないと思うので、キャプテンでいいと思います。逆にあいつくらいしかいないと思います。(自身の役割)指示したり、引っ張っていくタイプではないです。プレーで引っ張るというほど自身はないですけど、戦力になれればという感じです」
――今年のチームの理想を教えてください。
「ピッチャーがいつもより数が少なく不安が多いので、できれば点を取って守り切る方がいいですね」
――4年生になって変わったことはありますか。
「今までよりもチームのことを考えるようになりました。就活生とかはなかなか野球には関われないので、亀裂ができていないか気にするようになりました」
――今春に向けた意気込みをお願いします。
「自分にとっては本格的に出る最初のシーズンなので、1試合1試合、一生懸命やっていきたいと思います」
――ありがとうございました。
[曽布川昌也]
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