高校ナンバーワン外野手 髙山俊

あの夏から8カ月。ハイレベルな走攻守で全国制覇の原動力となった髙山俊(文1=日大三)が門をたたく。早くもスタメン組のオープン戦に先発出場し大器の片鱗を見せている。

大物強烈な印象を残した。3年夏の甲子園決勝。5番右翼で出場した髙山は3回に先制バックスクリーン弾、さらに5回には本塁へ矢のような送球で走者を補殺した。甲子園通算打率4割1分4厘の打力に加え、50m5秒9、遠投105mと高い身体能力を備える。 ◆髙山俊(たかやま・しゅん)1993年千葉県生まれ。小学1年から野球を始め、七林中時代は船橋中央シニアに所属。日大三高を経て明大へ。右投左打。181cm・80kg
自他共に認める負けず嫌いな性格だ。世代の中心を担っていた同期の中でしのぎを削ってきた。日大三高の先輩・山﨑(政経2)も「あいつはかなりの負けず嫌い」と話す。厳しい練習で有名な日大三高の冬合宿では朝5時から走り込み、就寝時間は23時。1日のスイング数は多い時で2000本にも及ぶ。だが「強くなるためにやっている。苦しくてもやめたいとは思わなかった」。相手にも自分にも負けない強い気持ちが髙山の活躍を支えている。
高校時代の活躍からプロへの道もうわさされた。だが「プロへ行くにはまだ早い。大学でもっと成長したい」と自己分析し、明確な青写真を持って進学してきた。「期待は感じても重圧は感じない」。神宮でも観客を魅了する。
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