村田圧巻の完封勝利! 6年ぶりの日本一に輝く/明治神宮大会

硬式野球 2022.11.25

 勝てば日本一。初優勝を目指す東都大学野球連盟代表・国学院大との決勝戦は1点を争う緊迫した展開となった。先発は初戦で完投勝利を収めた村田賢一投手(商3=春日部共栄)。テンポ良く投げ込み、9回を5安打無失点圧巻の投球で完封。一方の打線は3回裏、四球からつくった好機を副将・蓑尾海斗捕手(文4=日南学園)が適時打でモノにし先制。何とか奪ったその1点が決勝打となり、明大は6年ぶり7度目の日本一に輝いた。



(明)○村田―蓑尾

(国)●武内、坂口、楠茂―神里、立花

【安】(明)6(国)5

◇犠打3 飯森(3回)、村松(7回)、蓑尾(8回) ◇残塁10 ◇盗塁0 ◇失策2

 

 6年ぶりにたどり着いた決勝の舞台。平日にも関わらず多くの観衆が集ま中、決勝戦の幕が上がった。この日先発したのは初戦を9回1失点に抑え完投勝利を飾った村田。初回から三者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せると、2回表にはピンチを自らの好フィールディンクでしのぐなど、安定した投球を続けた。リードはわずか1点。投手にとってプレッシャーが大きくかかる展開にもかかわらず、村田は調子を落とすどころか尻上がりに調子を上げていった。力のある直球を武器に凡打の山を築き、相手に1点たりとも渡さなかった。

 

 好投を続ける村田を援護したい打撃陣。初回から1死満塁の場面となるも、あとが続かず好機を逃す悔しい立ち上がりに。しかし3回裏、先頭の村松開人主将(情コミ4=静岡)が四球で出塁すると捕逸と犠打で進塁。その後も四球で走者をため2死一、三塁の好機に。そして迎えた打席には今年、幾度も〝ここぞの場面〟で打ってきた副将・蓑尾。カウント1-1からライトへ放った打球は値千金の適時打となり先制。待望の1点を何とかもぎ取った。畳みかけたい明大だったがその後は相手投手の好投に苦戦。結果的にこの1点が決勝点となった。最終回、最後の打者を打ち取った瞬間、明大ナインは笑顔をはじけさせ、マウンドには歓喜の輪が広がった。

 

 春に逃した日本一への執念、そして東京六大学王者としての意地を懸けて戦った今大会。試合後互いに抱きあう選手たちには、歓喜の笑顔、そして涙が見られた。本気で優勝を目指したから、本気で戦ったから、涙と笑顔があふれだした。

 

 リーグ戦では先発の要として躍動した村田は、今大会でも2試合で18回を投げ1失点と抜群の強さを見せた。そして村田をはじめリーグ戦春秋連覇、日本一の3冠を経験し、頼もしい4年生の姿を見てきた下級生たち。もう一度〝頂〟に立つために、さらに強くなっこの舞台に戻ってくるだろう。主将・村松を先頭につくり上げた〝最強メイジ〟の日本で一番長い秋は最高の結末で幕を閉じ、連覇の夢は後輩たちに託された。

 

[佐藤あい]


関連記事 RELATED ENTRIES

定期購読・新聞購入のご案内 クレジット決済による定期購読