慶大に3年ぶり勝利! 負けられない首位攻防戦で意地を見せる/東京六大学春季リーグ戦

硬式野球
2022.05.16

 慶大との首位攻防戦2戦目に勝利した。打線は2回表に宗山塁内野手(商2=広陵)の適時打で先制すると、5回表には上田希由翔内野手(国際3=愛産大三河)の適時打で1点を追加。投手陣は村田賢一投手(商3=春日部共栄)が7回無失点の好投を見せ、強力な慶大打線を見事に封じた。




(明)◯村田、髙山―蓑尾

(慶)●外丸、森下、橋本達―善波、宮崎

【安】(明)9(慶)5

【二】(明)明新 (3回)、宗山(5回) ◇犠打3 (明)長南(3回)、蓑尾(8回)◇併殺1 ◇残塁9 ◇盗塁0 ◇失策0

 

 首位攻防戦初戦を落とし絶対に負けられない2戦目。先発は法大戦で好投を見せた村田。テンポのいい投球で慶大打線を翻弄(ほんろう)し6回裏まで被安打を2に抑えた。7回裏には連打と四球で一死満塁のピンチを招くも、代打の本間(慶大)を併殺打に打ち取り得点を許さなかった。8回裏からは髙山陽成投手(文4=作新学院)が2回無失点の好救援を見せ慶大打線をシャットアウト。初戦は7失点と打ち込まれた投手陣であったが、この日は終始攻撃の機会を与えなかった。

 

 勝利に向け先制したい明大打線は3回表、前日リーグ戦初本塁打を放ちスタメンに抜てきされた明新大地外野手(政経4=明大中野)が二塁打を放ち起用に応える。さらに打率ランキング首位の3番・宗山の適時打で貴重な先制点をもぎ取る。5回表にも宗山が二塁打を放ち好機をつくると、続く4番・上田が初球を捉え適時二塁打を放ち、点差を2に広げた。終わってみれば先発野手全員安打で慶大に勝利。首位攻防戦を1勝1敗とした。慶大戦での勝利は奇しくも優勝に沸いた2019年春以来3年ぶりであった。またこの日2安打1打点の宗山は打率を.487にまで上げ好調を維持。「三冠を取りたい」と話す宗山のさらなる活躍にも期待がかかる。

 

 重要な一戦に勝利した明大。次戦は優勝を大きく左右する一戦となる。6季ぶりの優勝に向けて負けることのできない戦いが続く。

 

[久和野寛人]