20安打16得点の猛攻で東大に完勝/東京六大学春季リーグ戦

硬式野球 2022.04.17

 東大相手に投打で圧倒した。2回表に小池悠平内野手(営4=前橋育英)と西川黎外野手(商3=履正社)の連打で先制すると、一挙に5得点。幸先よく先攻した後、8回表にも岡本伊織内野手(商4=創志学園)に1発が飛び出し、合計16得点を奪った。投手陣も4人の投手が小気味よくつなぎ、わずか1失点。東大に連勝し、優勝に向けてまずは勝ち点一つ。リーグ戦の幕開けは素晴らしい滑り出しになった。



 

(明)〇村田、下江、石原、松島蓑尾、石﨑

●小髙峯、齊藤、西山、松岡由、金子松岡泰

【安】(明)20(東)4

【本】(明)岡本伊(8回)

【三】(明)小池悠(2回)、西川(2回)

【二】(明)小池悠(3回)、宗山(3回)、瀨(4回)(東)中井(7回)◇犠打2 瀨(2回、5回) ◇併殺2 ◇残塁6 ◇盗塁2 直井(2回)、上田(2回) ◇失策0

 

 投打共に初モノづくしで圧勝した。打線は2回表、小池悠が初安打となる三塁打を放ち、チャンスメイク。1年振りのスタメン出場となった西川が適時三塁打で続き、1点を先制した。さらに大量13点リードで迎えた8回表にスタメン奪取を目指す岡本伊が代打で登場。追い込まれた4球目、甘く入った変化球を完璧に捉えた。高く打ち上がった打球は文句なしの初本塁打に。正一塁手は今後も熾烈(しれつ)な争いになりそうだ。

 

 投手陣は初先発となった村田賢一投手(商3=春日部共栄)が自分らしさ全快のテンポいい投球を披露。5回を2安打無失点、わずか50球でまとめ上げた。その後も初登板の下江秀弥投手(商4=盈進)と松島元希投手(文2=中京大中京)は被安打0で無失点。9回を1失点で見事につなぎ抜いた。

 

 ブレイク候補が多く登場した中で、主軸の上田希由翔内野手(国際3=愛産大三河)、宗山塁内野手(商2=広陵)もそろって4安打と調子万全。これからリーグ戦も激しさを増していく中で、明大は開幕カードで上々のスタートを切った。6季ぶりの栄冠へ、まずは勝ち点1。これからも確実に積み重ね、〝頂〟の座をつかみ取る。

 

[中村謙吾]



 


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