3年ぶりの開催 1年生の活躍が光り4連覇達成/東日本大学セブンズ

ラグビー 2022.04.11

 3年ぶりに行われた東日本大学セブンズ。4連覇を狙う明大は、1回戦と準決勝で完封勝ちを収め、決勝に進出。決勝では筑波大と両者譲らぬ接戦を繰り広げるも、最終的に21―17のスコアで振り切り、大会4連覇を達成した。

 

◆4・10東日本大学セブンズ(秩父宮ラグビー場)

 ▼1回戦

 ○明大43{26―0、17―0}0法大

 ▼準決勝

 ○明大4221―0、21―0}0関東学大

 ▼決勝

 ○明大21{7―17、14―0}17筑波大

 

 今季初の試合で強さを見せつけた。1回戦、準決勝と完封勝ちで決勝に進んだ明大。決勝の相手は筑波大。「紫紺を着ている以上、負けていい試合はない」(齊藤誉哉・文4=桐生一)。絶対に勝つと意気込んで臨んだ明大だったが、試合開始早々にトライを奪われるなど、前半を7―17とリードされた形で折り返す。それでも、「自分たちの方が走れる自信があった」(原口虎太郎・商4=東福岡)と気持ちの面では負けていなかった。後半3分自陣ゴール前で相手からボールを奪うと、伊藤耕太郎(商3=国学院栃木)が相手を振り切り独走トライ。「体の大きい選手に対し、ステップで勝てて良かった」(伊藤耕)。さらに、後半5分、ルーキーの山村和也(商1=報徳学園)が敵陣10メートルライン付近で吉田輝雅(政経2=東海大相模)からパスを受けると、華麗なステップで相手を抜き、逆転トライ。「しっかり取り切ることができた」(山村)。この後、相手に攻め込まれる場面はあったものの、堅い守備で点差を守り切り、見事4連覇を達成した。

 

 華々しいデビュー戦だった。初めての紫紺を身にまとい、出場を果たした山村。1回戦からピッチに立ち、準決勝では大学初トライ。さらに決勝では、大事な局面で決勝点となる逆転トライを決めた。「狙っていたので、トライを取ることができて安心した」(山村)。早くも大物の片鱗(へんりん)を見せたスーパールーキーの今後の活躍から目が離せない。

 

[廣末直希]      

 

試合後のコメント→


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