シーズン直前インタビュー 樋口新葉(2)

フィギュアスケート 2020.10.02

 新型コロナウイルスの影響を受け、リンクが一時閉鎖されるなど練習中断を余儀なくされたフィギュアスケーターたち。自粛期間を経て抱いた、シーズン前の思いについてのインタビューをお届けする。

(この取材は8月22日に行われたものです)

 

初回は樋口新葉(商2=開智日本橋学園)のインタビューです。(1)の続きとなります。


――大学に入学して今までよりも大変なこともあったと思います。そんな中でも頑張れる原動力はございますか。

 「学校の長期休みの楽しみという気持ちと、あとはスケートはどんなに嫌になっても辞めないものだと思っているし、スケートを頑張るために大学に入ったので、無駄なことは考えずに周りの人に助けてもらいながら頑張っています」

 

――自粛期間を経て、得たことはございますか。

 「そんなに焦らなくても、やることをやっていれば、すぐ元通りになるとわかりました。大きなケガをしたときでも、焦らなくてもいいし、この経験をして今なら何にでも対応できそうな気がします」

 

――つらいことがあっても常にポジティブに捉えている印象がありますが、何か意識していることはあるのでしょうか。

 「そういう風に考えるしかないし、嫌でもそういう風に言っていないと、ただでさえネガティブなのに、さらに考え始めたら止まらないからです」

 

――ファンの方々の応援の声は届いていますか。

 「SNSのコメントや、インスタグラムのDM(ダイレクトメッセージ)などをいただいています。気になってしまうほうなので、読んでいます(笑)試合のときもエゴサーチしてどうだったかを見たりしますね。プラスなコメントだけではなく、マイナスなコメントもあるのですが、本当に私のこと大好きなんだなと受け止めるようにしています。プラスのコメントがきたときは良かったなと思うし、アイスショーなどのときに『楽しかった』とか『来てよかった』などと言ってもらえると、滑ってよかったなと思います」

 

――身の回りに紫のものが増えてきていますね。

 「増えている気がします(笑)自然と出てきちゃうのが怖いです。やっぱり衣装ですかね」

 

――自粛期間でハマったこと、始めたことはございますか。

 「オカリナは始めたけど最近やっていなくて、トランペットは週1で行っていて、もうそろそろ次の教科書に入れそうな感じです。トランペットは小学校くらいのときに友達がやっていたからやりたくて、でも時間もないし、どこで習ったらいいのかわからなくてやらなくて、ずっとやりたいって言っていたら高校入ったぐらいのときにお母さんに許可をもらって始めました。オカリナは大学の友達がやっていてやってみたのがきっかけです」

 

――他にはいかがですか。

 「自粛期間ではないけど、今ハマっているのはナルトを読むことです。感動して涙が止まらないです(笑)あとは人生で初めて卵かけご飯を食べて目覚めました。ごま油とだし醤油かけて、ネギと白ゴマを混ぜたら勝ちです(笑)スイーツもティラミスを作ったりパンケーキ焼いたりしてました」

 

――オンライン授業はいかがでしたか。

 「毎週課題ありすぎて死んでました(笑)学校に行って授業を受けなくていいっていうのはいいところだと思うんですけど、とにかくテストがない分期末のレポートがすごく多くて、すごく難しかったです。単語が分からなすぎて、問題文を解読するのにも一苦労で、人の倍時間がかかるんですよ」

 

――マスクのこだわりがございましたら教えてください。

 「会社に作ってもらったやつで、苦しくないし通気性もいいのに飛沫が飛ばないっていうすごいやつで、普段移動していときはつけてます」

 

――感染予防で意識していることはございますか。

 「緊急事態宣言中は外に出てなくて引きこもりみたいな感じでしたけど、最後の方は散歩したり走ったりしていいかなと思って出てました。それ以外はずっと家にいて暇って感じでした。今は電車をなるべく使わないようにしています」

 

――ストレス解消法はございますか。

 「何もなかったです(笑)でも練習したり友達に愚痴ったり、あとは寝るのが一番回復しますね。一つ報告があるんですけど、明日から教習所に通います。早く免許を取ってドライブしたいです」

 

――今年の目標を教えてください。

 「今シーズンも全日本に照準を合わせて、最初の試合からフリーでアクセルを跳べるようにしたいなっていうのと、せっかく同じプログラムなので去年より良い演技で締めくくれれば良いなと思います」

 

――ありがとうございました。


[加川遥稀]



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