ルーキー西川が活躍するも力及ばず 1-5で開幕戦黒星スタート/東京六大学春季リーグ戦

硬式野球
2020.08.10

 待ちに待った春季リーグ戦がついに開幕した。初回明大は1点を失うも、2回表にルーキー・西川黎外野手(商1=履正社)の適時打ですぐに取り返し同点に。しかし6回以降、投手陣が早大打線の勢いを抑えられず。野手陣も早大エース・早川を前に打線をつなげることができぬまま試合終了。投打ともにかみ合わなかった試合となった。

(明)●竹田、石毛、西城―篠原

(早)○早川―岩本

【安】(明)6(早)12

【二】(早)岩本(1回)、瀧澤(6回)

【本】(早)蛭間2(6、8回)

(明)◇犠打2 清水風(2回)、篠原(4回) ◇併殺1 ◇残塁6 ◇盗塁0 ◇失策

 

 悔しい幕開けとなった。竹田祐投手(政経3=履正社)は初回こそ1点を奪われるも、5回まで1失点とキレのある投球で相手打線を寄せ付けなかった。しかし6回裏、連打を浴び無死一、二塁と窮地に立たされる。試合の主導権を渡さないためになんとしても抑えたい場面であったが、蛭間(早大)のライトスタンドへの3点本塁打により一気に突き放されてしまう。8回裏にも西城愁太投手(営3=東北学院)が蛭間にソロ本塁打で追加点を許し、敗北。相手の猛攻に踏ん張り切ることができなかった。

 一方打撃陣も課題の残る結果となった。明大の反撃は、大学デビュー戦となった西川の初打席初安打により同点に追いつけたことのみ。その後はなかなか好機が訪れず、早川を前に12奪三振と、打線が沈黙。最後まで流れを引き寄せることができなかった。

 今年度は新型コロナウイルスの影響で例年とは異なり、総当たり戦で試合が行われる。そのため1試合1試合が非常に大切になってくる。昨春以来の優勝を狙う明大にとってこれ以上の負けは許されない。今回の敗北を糧に、明日こそ明治らしい粘りの野球をみせ、勝利をつかみたい。

 

[久野稜太]