明スポ的他大学分析!(4)慶大編

硬式野球 2020.06.26

 弊部記者が全5回にわたり、他大学の戦力分析をお届けする。第4回は慶大。直近の7季、常に優勝争いに絡んできた常勝軍団だ。昨年度のドラフトでは4人のプロ野球選手が誕生した。

 

豪速球が持ち味の木澤。新エースとしてチームを引っ張る


 今年度も最強の投手陣を擁する。その筆頭が木澤だ。最速155キロの直球はマシンガンともいうべき球威。変化球の球速も速く、攻略するのは容易ではない。〝剛腕〟という言葉がこれほど似合う投手が存在するだろうか。


復活を目指す佐藤宏


 左腕の佐藤宏は最速150キロを超え、1年次秋のリーグ戦では驚異の防御率1.03を記録。2、3年次はけがにより、本来の実力を発揮できなかった。ラストイヤーで復活すれば、難敵となるのは間違いない。


安定感のある投球が光る森田


 3年生の森田は昨秋、先発に定着。第2先発としての役割を果たし、リーグ3位の防御率1.35を記録した。持ち味のテンポの良さでチームを支える。

その他にもけがからの復活を期す関根智、昨年度は1年生ながら中継ぎとして12試合に登板した増居ら140キロを超す直球を投げる選手が複数人いる。投手陣に死角は見当たらない。

 

長打力のある正木


 打線の中心は正木だ。慶應義塾高時代より世代屈指のスラッガーとして名をはせていた。大学入学後も順調に成長。昨春はリーグ戦初本塁打を記録し、打率3割2分4厘の結果を残した。正木が打てばチームが勢いづくことは間違いない。手痛い一打に警戒だ。


堅実な守備が持ち味の瀬戸西


 主将の瀬戸西は守備でチームを盛り立てる。2年次春より正遊撃手として定着。打球に対する1歩目の早さが持ち味だ。明大も瀬戸西の好プレーに、幾度も涙を飲んできた。

 正捕手候補の福井は今年度のブレーク候補だ。大阪桐蔭高時代は主将兼正捕手として春の選抜優勝にチームを導いた。昨年度までは絶対的な正捕手・郡司裕也選手(現中日ドラゴンズ)に阻まれ、一塁手での起用も目立った。今後は郡司選手の後釜として、強力投手陣を支えるリードが求められる。

 この他にも通算5本塁打を放っている嶋田、昨秋、1年生ながら打率3割4分9厘を記録した下山など選手層の厚さはリーグ屈指だ。

 

 慶大は過去3年で1度しか勝ち点を上げられていない明大が最も苦手としている相手だ。だが昨春は勝ち点を奪い、優勝を一気に引き寄せた。今春も慶大戦の勝ち点次第で命運が分かれるだろう。近年の慶大はその名の通り、陸の王者として君臨し続けている。紫紺戦士が王者の勢いを食い止められるか。真夏の神宮は熱気であふれそうだ。

 

[小畑知輝]


<選手たちの接点表>


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