中盤以降に粘れず完敗 紫合戦の決着は4戦目へ/東京六大学秋季リーグ戦

硬式野球
2019.10.29

 1勝1分けで迎えた第3戦。初回から好機をつくると、北本一樹内野手(文4=二松学舎大付)が技ありの適時打を放ち先制に成功する。だが、その後は無得点に終わり、投手陣も6失点を喫し逆転負け。決着は4戦目以降へと持ち越された。

 

明)●竹田、中山、米原、大田―篠原、小池

(立)◯田中誠、中川―藤野

【安】(明)5(立)9

【二】(立)藤野(5回)

【三】(立)柴田(7回)

(明)◇犠打0 ◇併殺0 ◇残塁6 ◇盗塁0 ◇失策1

 

 先発のマウンドには、今季初登板となる竹田祐投手(政経2=履正社)。「チームのためにも自分のためにもなんとか勝ちたかった」。序盤は100キロ台の緩いカーブを有効に使いながら、コーナーを丁寧に突く投球が光った。走者を背負いながらも、気迫あふれる投球を披露。だが、勝ち投手の権利がかかった5回に調子は崩れた。先頭打者に安打で出塁を許すと、失策や四球が絡み得点圏に走者を置く。そこから連打を浴び痛恨の4失点。「感覚は悪くなかったけど、投げ急いでしまった」。新チームでの先発争いが予想される入江大生投手(政経3=作新学院)が前日に好投を見せていただけに、悔しさが残るマウンドとなった。

    

 一方の打線も初回以降は無得点に終わった。2回以降、尻上がりに調子を上げる相手先発の田中誠也を前につながりを欠く形に。

 

 泣いても笑っても次戦が今季の最終戦となる。投打がかみ合った試合で、有終の美を飾りたい。

 

[丸山拓郎]

試合後のコメント

竹田

――今季初先発でした。

「先発はやりやすかったです。相手が田中さんだったので、気持ちも入りました」

 

――今後に向けての意気込みをお願いします。

「この秋は勝てなかった悔しさが強いので、チームのためにも明治ファンのためにも結果を出していきたいと思います」