ルーキー特集(2)勝負強さに定評あり 明治を引っ張る内野手へ 小泉徹平

硬式野球 2018.08.23

 毎年恒例の硬式野球部ルーキー特集。今年も全国からトップレベルの選手が入部してきた。その中でも活躍が期待される注目の選手を全6回にわたって特集する。   

 持ち前のバットコントロールと勝負強さでチャンスをモノにする。今春の東大1回戦から堂々のリーグ戦出場を果たした小泉徹平内野手(商1=聖光学院)。夏の甲子園の常連校・聖光学院では、1年次秋からレギュラーの座を手に入れた。高校時代での豊富な経験で得た勝負感とそのストイックさで、さらなる飛躍を目指す。

 野球への意識が変わった。高校1年生の秋からレギュラーを張り続けた技量を持つ小泉。試合に出られることが当たり前となり「気持ち良くプレーできていた」。しかし、3年生の夏前に思わぬ不振に苦しむ。最後の甲子園では背番号が二桁に、そして二塁手の控えに回るという大きな挫折を味わった。試合に出られない失意のどん底から立ち直れたのは〝野球人生において大切な人〟の存在があったからだ。今夏に聖光学院を12年連続で甲子園に導いた恩師・斎藤智也監督である。小泉の才能を見出し1年次からレギュラーに抜擢(ばってき)したが、決してひいきすることはなかった。調子が悪かったら試合に出さない。悪いところはしっかり伝える。「そのまま使ってもらっていたら、今の自分はない」。貪欲に結果を追い求めるようになり、練習にも一層熱が入った。それ以来、〝泥臭く、一生懸命に〟が小泉の信条となった。



                                                       さらなる高みへ突き進む


 ここ一番の勝負強さは本物だ。春季リーグ戦の法大1回戦。負ければ優勝が消滅する一戦に途中出場。9回二死という後がない場面で適時打を放ち、3番打者の渡辺佳明内野手(政経4=横浜)につないだ。この試合を今までで最も緊張した試合の一つに挙げた小泉。しかし、緊張するのはあまり嫌ではなく「むしろ楽しい」と、今後に期待できる精神力が垣間見えた。 
 常に上を目指し続ける。4年間の目標は「次、また上のステージで野球ができるように」プロで通用する技術を身に付けること。そのために先輩から学ぶこともいとわない。今年2月に行われた沼津キャンプからお手本としているのは、侍ジャパン大学日本代表にも選ばれた渡辺佳だ。「長打よりも打撃の確実性を重視する点で似ている。自分もああいう選手になりたい」。4年生の渡辺佳と共にプレーできるのも残りあとわずか。今のうちに技術を吸収し、いずれは明大をけん引する存在を目指す。

[荒川千那]

  ◆  小泉  徹平(こいずみ・てっぺい) 商1、聖光学院、173センチ・73キロ、右投左打、内野手
好きな食べ物は焼肉。タン派かカルビ派かを尋ねたところ、「ハラミ派です。でもタンもカルビも好き」と笑顔で語った。大好きな焼肉をたくさん食べて、リーグ戦へのエネルギーチャージもばっちりだ

次回のルーキー特集は8月25日(土)髙橋聖人投手(商1=小諸商)です。お楽しみに!



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