新たな歴史をつくった。善波達也監督、坂本誠志郎主将(文4=履正社)が率いる侍ジャパン大学日本代表がユニバーシアード競技大会で優勝を決めた。決勝のチャイニーズ・タイペイ戦は雨天中止となり両者優勝。試合で決着をつけることはできなかったが、目標としていた金メダルを獲得した。大学代表史上初の世界一をつかみとった。
世界を相手に投打で圧倒した。予選リーグの韓国戦で8―0、中国戦で9―0、フランス戦で10―0の快勝。リーグ1位で勝ち上がった準決勝アメリカ戦でも8―0の大勝だった。4試合連続完封無失策の堅守はもちろん、35得点を挙げた猛攻。投打にスキなく戦い抜いた。
明大勢で目覚ましい活躍を見せたのは柳裕也投手(政経3=横浜)。初戦の韓国戦と準決勝のアメリカ戦に先発し、計10回3分の2を被安打3、18奪三振、無失点に封じた。流れを左右する重要な試合に先発起用され、見事な投球で応えた。
坂本は3試合に9番捕手としてスタメン出場し、投手陣を無失点にリード。打率は5割と好調だった。そして主将として、チームをまとめ上げた。上原健太投手(商4=広陵)は2試合に救援登板し、準決勝では9回を締めくくるなど、守護神としての役割を果たした。髙山俊外野手(文4=日大三)は全試合クリーンアップで出場し、韓国戦では適時打を放った。
世界で戦い新たな経験を重ねた4選手。今大会を成長の糧として、来季での大暴れに期待だ。
[森光史]
|
出場 |
打数 |
安打 |
打点 |
打率 |
◆坂本◆
| 予選対韓国 |
9番捕手 |
4 |
2 |
1 |
.500 |
| 予選対フランス |
9番捕手 |
1 |
1 |
2 |
.600 |
| 準決勝対アメリカ |
9番捕手 |
3 |
1 |
0 |
.500 |
| 通算 |
|
8 |
4 |
3 |
.500 |
|
出場 |
勝利 |
敗戦 |
投球回 |
安打 |
四死球 |
三振 |
自責点 |
防御率 |
◆上原◆
| 予選対韓国 |
救援(7回~) |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0.00 |
| 準決勝対アメリカ |
救援(9回~) |
0 |
0 |
1 |
1 |
1 |
0 |
0 |
0.00 |
| 通算 |
|
0 |
0 |
2 |
1 |
1 |
1 |
0 |
0.00 |
|
出場 |
打数 |
安打 |
打点 |
打率 |
◆髙山◆
| 予選対韓国 |
3番中堅 |
4 |
1 |
1 |
.250 |
| 予選対中国 |
3番中堅 |
2 |
0 |
1 |
.167 |
| 予選対フランス |
3番中堅 |
3 |
0 |
0 |
.111 |
| 準決勝対アメリカ |
5番中堅 |
4 |
1 |
0 |
.154 |
| 通算 |
|
13 |
2 |
2 |
.154 |
|
出場 |
勝利 |
敗戦 |
投球回 |
安打 |
四死球 |
三振 |
自責点 |
防御率 |
◆柳◆
| 予選対韓国 |
先発 |
1 |
0 |
6 |
2 |
1 |
10 |
0 |
0.00 |
| 準決勝対アメリカ |
先発 |
0 |
0 |
4 2/3 |
1 |
4 |
8 |
0 |
0.00 |
| 通算 |
|
1 |
0 |
10 2/3 |
3 |
5 |
18 |
0 |
0.00 |