(11)赤門撃破で開幕好スタートを決めろ!/東大戦展望

球春到来だ!今週末からついに春季リーグ戦が開幕する。開幕カードの相手は現在リーグ86連敗中の東大。連敗ストップへ一体となって挑んでくる。勝利に燃える赤門軍団を狙い撃ち、開幕好発進を決めたい。
投手陣はエース・辰亥が大黒柱。昨季はケガの影響もあり出遅れたが、5試合を投げ防御率は3.38と安定感を誇る。テンポの良い投球が持ち味で、スライダー、カーブを操り、打者を翻弄(ほんろう)する。また、左のエース・宮台の先発も予想される。最速143kmの直球に、左打者のひざ元へ沈むシンカーが武器。リーグ戦デビューを果たした昨季は、球数制限もありながらの登板により先発での起用はなかったが、今季は先発の一角としてブレイクが期待される。他にも、先発候補としては三木、山本俊、吉川が名を連ねる。赤門サブマリン・三木は一冬を越えて投球の幅が広がった。オープン戦ではチーム最多の7試合に先発として登板。ゴールドジムベースボールクラブとの一戦では完投勝利を挙げるなど、活躍を見せている。東大最速男の異名を取る山本俊は、オフシーズンの取り組みを経て制球力が上がった。一方、昨季フル回転した吉川はオープン戦では本調子ではない。それでも昨季吉川には2試合で計7回3分の2を無失点に抑えられており、吉川の攻略がひとつカギとなることは間違いないだろう。リリーフにはリーグ戦での登板経験豊富な関、ケガからの復帰を果たした出田、今季の神宮デビューに期待の柴田が登板機会をうかがう。昨季東大戦で驚異の打率8割3分3厘をマークし勢いに乗った髙山俊外野手(文4=日大三)を中心に、攻めの手を緩めることなく得点したい。
浜田監督が「今年は守備のチーム」と語るように、打線はクリーンアップを担っていた4年生が抜け、昨年までの破壊力はない。しかし今オフは「長打力と機動力」をテーマに掲げ、1点差で競り勝つゲームを目指してきた。中でも攻撃のキーマンとなる飯田は出塁を許したくない選手。出塁後は積極的に走ってくるため、注意が必要だ。また、今季から4番に座る楠田も、チャンスで打席に迎えたくない選手。オープン戦では2本塁打を放つ活躍を見せており、一発にも警戒したいところ。今季も上位打線を任されるであろう喜入はコンスタントに安打を放ち、チャンスメイクに一役買っている。5番・山本克は昨季打点4と勝負強さが光った。昨季の早大1回戦では4安打するなど、好調時は固め打ちをしてくる。昨季のチーム打率は2割4厘と高くはないが、打線がつながりを持つと厄介な相手となる。チーム全体が勢いづかないよう、エースナンバーを背負う上原健太投手(商4=広陵)、昨季開幕投手に抜てきされた柳裕也投手(政経3=横浜)を中心に抑え込みたい。
[箭内桃子]
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対東大戦
4月11日
12時15分より開会式
13時試合開始予定(一塁側)
4月12日
14時試合開始予定(三塁側)
神宮球場アクセス
・東京メトロ銀座線 外苑前駅より徒歩3分
・都営大江戸線 国立競技場駅より徒歩7分
・JR総武線 信濃町駅より徒歩10分 千駄ヶ谷駅より徒歩15分
シーズン | スコア | 成績 |
---|---|---|
14年秋 | ○6-3 | 優勝 |
○4-0 | ||
14年春 | ○7-0 | 3位 |
○10-0 | ||
13年秋 | ○5-0 | 優勝 |
○16-0 | ||
13年春 | ○10-0 | 優勝 |
○2-0 | ||
12年秋 | ○11-3 | 4位 |
○14-0 | ||
12年春 | ○11-0 | 4位 |
○5-0 | ||
11年秋 | ○15-7 | 優勝 |
○7-3 | ||
11年春 | ○2-0 | 4位 |
○4-0 | ||
10年秋 | ○7-2 | 4位 |
○5-2 | ||
10年春 | ○7-0 | 3位 |
○14-0 | ||
09年秋 | ○9-2 | 優勝 |
○13-1 | ||
09年春 | ○2-1 | 3位 |
○4-2 | ||
08年秋 | ○6-0 | 3位 |
○2-1 |
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