東都リーグ覇者に7得点の快勝/春季オープン戦

2015.03.21
東都リーグ覇者に7得点の快勝/春季オープン戦
 春季オープン戦が行われ、東都リーグ強豪の日大相手に7―2で勝利した。3安打の1番萩谷直斗内野手(営2=水城)、4安打の4番松原大樹外野手(営1=明大中野)など、打線がつながった。また、昨季登板機会の無かった小田敏大投手(営2=明大中野八王子)が3イニングを無失点に抑え、来週が初戦となる関東地区大学選手権に向け実戦の感覚を取り戻した。

 長期離脱からやっと帰ってきた。先発ローテーションをずっと守っていた1年次の終盤に肩のケガで、1年間チームを離れた小田がこの試合の4回から3イニング投げ無失点に抑えた。特に目立ったのは直球の走り。打者の打つタイミングが遅れるほどの速さでカウントを追い込み、最後はその直球が生きる緩い変化球で三振の山を築いた。他の投手と「切磋琢磨しながら優勝を狙っていきたい」と小田。薄田寛也投手(農2=日本文理)、篠原匠投手(政経1=明大中野八王子)と共に先発3本柱が成り立てば、投手面で六大学一の層の厚さができ上がる。

 チームの雰囲気も良い。4番に座った新2年の松原が左越え本塁打を含む4安打で好調をアピール。投手を助けたいという一心の中「今までにないくらい良い」(松原)と打線のつながりも手応えをつかんだようだ。関東地区大学選手権の初戦は3月23日に上智大と横国大の勝利校と対戦する。

[吉田周平]

試合後のコメント
渡邉大輝外野手(法3=明大中野八王子)

「勝てたことは良かったのと今まで勝てなかったので最後のオープン戦で勝てたのは関東選手権の前に大きな収穫になった。ピッチャーが最近グラウンドが悪くて全然練習できてなかったがそれなりにうまく仕上がっていた。(日大の選手は)関東選手権に出てくるメンバーもいるしあまり出てないメンバーもいるが、去年から出ているメンバーも何人かいたのでそれなりにぶつけてきていると思った。ピッチャーのテンポも良かった。(今季から小田の復帰でピッチャーの層は)赤尾さん(裕希・文4=錦城)が抜けて、小田が復帰してくれたのでその点ではピッチャーは去年同様充実していると思う。ピッチャーにおんぶに抱っこにならないようにバッター陣がもっと頑張らないといけない。松原は活躍してくれているのでこの状態を関東選手権、リーグ戦と維持してくれればと思う。(新体制になって)雰囲気はすごく良い。オンとオフの切り替えがしっかりできている。最初のオープン戦は結果がついて来なかったが日大といういわゆる強いところにしっかり打って勝てたというのはチームの雰囲気が良いからだと思う。(関東選手権の目標は)去年加藤さん(直紀・商4=明大中野八王子)たちが秋優勝してくれてシードになったのでそのチャンスをもらったので優勝して早々に全日本の出場を決めたい。(優勝に向けてチームとして必要なことは)気持ちの問題だと思う。日大や中大が強いというのはあるが今のメンバー的にも状態的にも決して勝てない相手ではないし、中大は去年程強くはないと思うし勝てる相手だと思うので、その意識を持ってくれれば勝てると思う」

小田
「最初はブランクがあったが春合宿で練習して、スピードは落ちたが投げられているのでオープン戦通してだんだん良くなってきて準備はできていると思う。(ケガが治ったのは)去年の秋過ぎ頃だが、そこからボール投げるリハビリがあって今年に入って去年の冬に一回試合で投げてみて、本格的にやり出したのは今年の2月から。良いペースで来られていると思う。(去年の試合は)立大の定期戦。(復帰するに当たってどういったことが不安だったか)1年目に清瀬杯も経験させてもらってそこの自分があるのでそれまでに戻れるかが一番不安。まだ公式戦の結果が出てないので不安でもある。(今年は11番を背負うがエースに)自分から希望した訳ではないが、期待されていることと思うので、去年(は赤尾さん)がすごかったのでそれに番号負けしないようにしていきたい。(赤尾さんは)偉大だったので負けないように頑張りたい。(新体制のチームの雰囲気は)すごく良いと思う。4年生が引っ張ってくれているのともちろんだが、2年生が盛り上げてくれているので良い雰囲気でできていると思う。(関東選手権は)投げる機会はあると思うので篠原が今一番すごいが互いに切磋琢磨しながら優勝を狙っていきたい。結果出せるように良い調整をしていきたい」

松原
「最近調子は良いがあまり調子に乗りすぎないようにしたい。4番起用が初めてで緊張しつつも結果を残したいという思いがあった。今日の試合は打順のつながりが今までにないくらい良くて、ピッチャーも今まで試合を頑張っていたのでみんなピッチャーのためにも勝ちたかった。チームの雰囲気も良い。(関東地区大学選手権では)最初は相手が格下と思っていると足元をすくわれるので気を引き締めてやりたいと思う」