
(24)慶大戦事前インタビュー 谷田選手、横尾選手

<谷田選手>
――現在の調子はいかがですか
谷田:徐々に上がってきているところです。ちょっと悪かった時期もあったのですが、ちょうどリーグ戦前にいい感じになってきたので良かったと思っています。
――チームの雰囲気はいかがですか
谷田:負けた試合がほとんどなくて雰囲気はとてもいいですし、勝ち方というか、そういったものをチームが分かってきたかなと思います。
――秋に向けて取り組んできたことは何ですか
谷田:バッティングの技術の向上にずっと取り組んでいて、引き続きやってきたという感じです。自分が目標としている成績を残せるように、バットを振ってきました。
――目標としている成績とは
谷田:4割5本15打点です。
――打つときに大事にしていることはありますか
谷田:打席に入った後は、特に意識することはなくピッチャーに集中して何も考えないようにしているのですが、打席に入るまでにしっかり準備する、もっと言えば自分が納得できる状態で試合に臨めるようにということを心掛けています。
――優勝という結果でしたが、春はどんなシーズンでしたか
谷田:大学に入ってからずっと優勝したいということを考えてやってきたので、やっとできたなという感じです。
――キャリアハイとなった個人成績についてはいかがでしたか
谷田:もっと打てると思って臨んだリーグ戦だったので、満足はしていないです。ですが、ある程度の成績を残せたことは良かったと思います。ホームランが増えたのは、やっぱりちゃんと芯に当てられる回数が多くなったからだと思います。
――印象に残っている試合はなんですか
谷田:やっぱり早慶戦です。満員の球場でできたのはうれしかったです。明治との試合も、今までは簡単に負けていたというか、中々勝ち点が取れなかったので、あそこで勝てたということはとても大きかったです。
――明大投手陣で警戒している人はいますか
谷田:上原(健太投手・商3=広陵)にいつも苦戦しているので、上原から打ちたいなと思います。
――ハーレム国際野球大会では日本代表でどんな経験ができましたか
谷田:普段なかなかできない海外との試合という貴重な経験ができたのと、レベルの高い選手たちと練習や試合ができたので良かったです。誠志郎(坂本捕手・文3=履正社)や福也さん(山崎投手・政経4=日大三)とリーグ戦の時と同じような感じですけど、色々しゃべりました。
――若手で注目の選手はいますか
谷田:若手ではないのですが、3年生の北村という選手です。レギュラーだった時期もあった選手で、今は右の代打の1番手です。オープン戦でも打っていて、リーグ戦でも大事な場面で出てくると思います。
――最後に秋に向けて意気込みをお願いします。
谷田:連覇というチームの目標をまずは達成したいです。日本一になるためにもまずは連覇。個人的には、自分が納得のできる成績、さっきも言ったように4割5本15打点を達成できるように頑張りたいと思います。
――ありがとうございました。
<横尾選手>
――昨季を振り返っていかがでしたか
横尾:今までで一番いい結果ではあったんですけど、個人的にはあまり調子は良くなかったです。ただ、結果が出て優勝できたのは良かったです
――昨季は自己最高の成績を残されましたが
横尾:調子自体は良くなかったんですけど、試合に負けていようが勝っていようが一打席一打席を大切に打ちました。一方で優勝争いができていたからというのもあります。
――逆方向への強い当たりが印象的でした
横尾:練習での意識が大きいと思います。練習で逆方向に打つのに取り組んでいて、プロに近づくために右方向への本塁打を打てるように練習してきたのがリーグ戦でも出ました。
――好成績の要因を教えてください
横尾:オフシーズンとインシーズンのウエイトトレーニングです。打撃も守備も足もキレが良くなりました。今年はウェイトを始めて1年たって、2年目のウェイトシーズンでしたが、上げられる数値も去年と比べて大きくなっていて、成長を実感しました。結果としてスイングスピードが上がって、球が引き付けられるようになったり、逆方向に打球が飛ばせるようになりました。この夏も週4でウェイトです。普段の練習よりウェイトの方がきつかったです。筋力アップのために食事にも気を使っていて、食堂のおばちゃんに協力してもらい毎日食べるメニューを同じにしてもらっています。
――理想とされている選手像は
横尾:プロ野球選手だったりメジャーリーガーだったり色々な選手を見てきましたが、ホームランバッターというのはやはり魅力的だと感じています。僕がヒットを打つよりホームランを打った方が注目というか、チームに貢献できると思うので。今季は5本ぐらい打ちたいと思います。
――最後に秋への意気込みをお願いします
横尾:3年として最後のシーズンですが、楽に、何も考えずにいって、チームに貢献したいと思います。
――ありがとうございました。
[尾藤泰平・萬屋直]
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