
(14)大黒柱攻略で宿敵撃破だ/早大戦展望

前半戦のヤマ場を制す。開幕カードの東大戦を連勝し、勝ち点を獲得した明大が第2カードの相手として迎えるのは宿敵・早大。昨季はエース・有原に2敗し優勝の望みを断たれた。何としても覇権奪回を目指す今季は早大から勝ち点を奪い、秋連覇に向け弾みをつける。
エースを打ち崩し雪辱を果たす。第1戦の先発として予想されるのは、大学野球界ナンバー1右腕と謳われる有原。持ち前の最速156kmの速球に加え、内角を突く制球力を身に着けた昨季は自己最高となる5勝を挙げ、さらなる飛躍を遂げた。しかし、昨季は一騎打ちとなった慶大との優勝争いで敗れ優勝を逃した。有原が先発に定着した2年秋から優勝の経験がないだけに、ラストシーズンへ懸ける思いは強いだろう。今季も明大にとって最大の壁となるのは間違いない。
大竹が開幕法大戦を7回無失点の好投で初登板初勝利を挙げた。ルーキーの開幕戦勝利は2007年春の斎藤佑樹(現日本ハムファイターズ)以来。吉永、高梨がともに法大戦で乱調と不安を残すも、ルーキーの台頭は早大にとって明るい材料だ。
大黒柱を打ち崩す。東大戦で好調をアピールしたクリーンナップ・高山俊外野手(政経3=日大三)、糸原健斗内野手(営4=開星)の前にランナーを貯め、ビックイニングを作り出したい。オープン戦で活躍を見せ、東大1回戦でスタメン出場を果たすと2回戦では1番に抜擢された小倉貴大外野手(文3=関西)にも期待だ。上位打線で攻撃に勢いをつける。
厚みを増した投手陣が早大打撃陣に挑む。春に早大1回戦の先発を任された柳裕也投手(政経2=横浜)、リーグ戦初勝利を挙げた齊藤大将投手(政経1=桐蔭学園)が早大打線相手にどこまで渡り合えるか。オープン戦で成長の兆しを見せた両投手の更なる飛躍に期待が懸かる。
昨季の早大1回戦では先発した有原に4安打完封負けを喫し、優勝の可能性が消滅した。その苦い記憶を払しょくするべく、打倒・有原に燃える。東大戦では、けん制死や失策、盗塁死などミスが目立った。それぞれが課題を見つめ直し、来る早大戦に臨みたい。投打の歯車が噛み合えば2連勝も十分に狙えるだろう。好敵手相手に雪辱を果たし、勝ち点をつかみ取る。
[萬屋直]
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対早大戦
9月27日 14時試合開始予定(一塁側)
9月28日 11時試合開始予定(三塁側)
神宮球場アクセス
・東京メトロ銀座線 外苑前駅より徒歩3分
・都営大江戸線 国立競技場駅より徒歩7分
・JR総武線 信濃町駅より徒歩7分 千駄ヶ谷駅より徒歩10分
シーズン | スコア | 成績 |
---|---|---|
14年春 | ●0-2 | 3位 |
○8-1 | ||
●3-8 | ||
13年秋 | ○3-1 | 優勝 |
●1-4 | ||
◯5-4 | ||
13年春 | ●1-10 | 優勝 |
△2-2 | ||
◯9-1 | ||
◯5-1 | ||
12年秋 | ◯3-2 | 4位 |
○7-0 | ||
●4-0 | ||
12年春 | △3-3 | 4位 |
●2-3 | ||
◯6-3 | ||
●6-7 | ||
11年秋 | ◯4-1 | 優勝 |
●3-6 | ||
◯9-4 | ||
11年春 | ◯4-2 | 4位 |
◯7-0 | ||
10年秋 | ●2-4 | 4位 |
●1-2 | ||
10年春 | ◯3-0 | 3位 |
◯5-2 | ||
09年秋 | ●2-4 | 優勝 |
●2-8 | ||
09年春 | ●0-7 | 3位 |
◯5-3 | ||
●2-4 | ||
08年秋 | ●1-3 | 3位 |
△0-0 | ||
●0-3 | ||
08年春 | ◯4-3 | 優勝 |
●0-3 | ||
○2-0 |
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