
(42)リーグ戦後インタビュー 山崎福也

――今季を振り返っていかがですか
山崎:3連覇したいという気持ちが強かったですが、自分が負けて全然勝てなかったのは事実です。すごく悔しいです。
――個人的な収穫、課題はありましたか
山崎:4年になりいろいろな方が見てくださって、自分自身変な力みというか、自分を気持ち的に追い込んでしまったなというのがあります。早稲田戦で優勝がなくなって、立教戦の時にいい投球ができましたが、その時に開き直って大胆に投げることを覚えられました。コースコースに丁寧に投げるというよりは、力強いボールをある程度の場所に投げるようになれました。そういう気持ちの面が大きいなと。強い気持ちで投げられればバッターも抑えられるのかなとわかりました。
――今季は球速が上がってきませんでしたが
山崎:その点に関しては自分でもあまり分からないですが、球が走っていなかったのは事実ですし、それも最初の方につまずいた原因かなと思います。最終カードでは140km中盤のボールを投げれたので、やっぱり気持ちかなと。力強いボールを投げるという強い気持ちを持ってやればよかったのかなと思います。
――変化球のキレなどはどうでしたか
山崎:今季は変化球がよかったかなと思います。それよりは最後の立教戦は別として、真っすぐがよくなかったです。
――フォームの修正はどう行ってきましたか
山崎:法政戦が終わった後に空き週を挟んだのですが、その時に左股関節のためを意識しました。でも、次の早稲田戦であの投球だったので。意味はなくはなかったんですけど、ためというのができていき、立教戦であの投球ができました。
――序盤はための部分がよくなかったのですか
山崎:上半身で投げていたかなと思います。下半身を使えていなかったなと。
――山崎投手から投手陣を見て、この投手がよかったというのはありましたか
山崎:柳(裕也投手・政経2=横浜)ですね。すごく成長したなと思います。1試合任せられるという、先発を任せられるという信頼があります。
――チームとしては勝負所での粘りが昨年のようにはいかなかったように見えましたが
山崎:昨年に比べたら投打に粘り切れず、逆転できなかったシーンが多く、その点は反省点です。
――先制できずに、相手に先制される試合が多かったのは苦しい要因でしたか
山崎:打者は打つのが難しいですし、当然ピッチャーが粘らないといけないというのはありました。点を先に取られると苦しいなというのは感じました。
――チームとしてカギとなった試合はどこでしたか
山崎:自分は、慶應に負けたことですね。慶應戦の初戦に先発して負けてしまったのは。あそこでもし勝っていて波に乗れれば、それからの試合も勝てたのかなと思います。自分は慶應との初戦がカギだったと思います。
――勝ち点を奪われた早大、慶大に劣った部分は
山崎:自分としては打たれてしまったなと思います。昨年は早慶にはそれほど打たれていなくて、3戦目もしっかり勝てていたんですけど、今年は自分自身が打たれてしまったなという感じです。
――3連覇という周囲からの期待によるプレッシャーは感じましたか
山崎:なくはなかったですね。周りの方がすごく応援してくださって、すごくうれしかったんですけど、その力に応えられなかったことは悔しいです。
――秋は優勝を取り返すこととなります。そこまでどんなことに取り組みますか
山崎:真っすぐをもう一度磨き直します。強い真っすぐを放るイメージでこれからやっていきたいです。
――ありがとうございました。
◆山崎福也 やまさきさちや 政経4 日大三高出 187cm・85㎏ 投手 左投左打
試合 | 勝利 | 敗戦 | 打者 | 投球回 | 安打 | 四死球 | 三振 | 自責点 | 防御率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
今春 | 9 | 3 | 2 | 203 | 532/3 | 39 | 10 | 37 | 11 | 1.84 |
通算 | 52 | 19 | 8 | 950 | 2421/3 | 175 | 64 | 206 | 52 | 1.93 |
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