ルーキー久保田が首位打者を獲得/東京六大学春季リーグ戦

2014.06.03
ルーキー久保田が首位打者を獲得/東京六大学春季リーグ戦
 春季リーグ戦が終了し、閉会式が行われた。リーグ戦好調の久保田駿内野手(法1=広陵)が打率.438をマークし、首位打者を獲得した。明大から首位打者が出るのは平成23年度秋以来6季ぶり。さらに、1年生での獲得は平成8年度以来と快挙を果たした。またベストナインには加藤直紀主将(商4=明大中野八王子)、橋本健史内野手(商4=明大中野八王子)、酒井翔弥外野手(法2=東北)、久保田が選出された。順位は3位ながらも、六大学最多の4選手が選ばれた。

 久保田など1年生の活躍もあり、より層の厚さを感じさせたリーグ戦だった。次戦は全日本選手権出場予選会。ここまで選手自身が納得できない結果が続く中、一矢を報いることができるか注目だ。

[吉田周平]

3季連続のベストナインを<br />受賞した加藤 <
3季連続のベストナインを
受賞した加藤
52.2ポイントを獲得しベストナイン<br />1位となった橋本健 <
52.2ポイントを獲得しベストナイン
1位となった橋本健
後半から奮起し2季連続受賞を<br />果たした酒井 <
後半から奮起し2季連続受賞を
果たした酒井
1年生ながら首位打者、<br />ベストナインとなった久保田 <
1年生ながら首位打者、
ベストナインとなった久保田

閉会式後のコメント
加藤

「(ベストナイン3季連続で)リーグ戦は3位だったので優勝してのベストナインだったら良かった。ベストナイン取れたのは打点と番号だと思っているのでチームのみんながチャンスで回してくれたというのが大きいので感謝したい。(首位打者を取った久保田については)1年から堂々とプレーしてくれたので今はチームにとって欠かせない存在になっている。あいつが打席に立てば何かやってくれるという雰囲気があるのでこのまま順調に伸びていってもらえればいいなと思っている。(1年生の活躍は)1年生の力がなかったら3位もなかったかなと思うので思いっきり活躍してくれたので良かった。(今季のチームを振り返って)力的にはもっと上にいけるだけの力はあったと思うがやっぱり要所要所で負けられない一試合で勝てなかったというのがチームの現状。もう少しチームとして戦っていくというかチーム全体で徹底するところは徹底してという形でやっていかないといけないと思った。この先予選会、勝てば全日につながっていくが一戦必勝では勝てないので取りあえず1週間後予選があるので、もし全日を決めることができたらそこから期間が空くのでチームで見つめ直したい」

橋本健
「(2季連続の受賞は)チームの勝利につながるので、取れればいいと思ったが本当に取れて良かった。(春季リーグを振り返って)関東選手権大会が4位で終わり嫌な雰囲気のまま優勝を目指して、3位となった。負けたのは接戦が多く、それが痛かった。先制をすることの大切さをあらためて感じた。力を持っている選手がいて、はまれば点を取ることができるチームだが、接戦が多いということは点を入れた後にいい意味での余裕ができていないのだろう。その点について克服すればいいと思う。(久保田選手について)スポーツ推薦で入ってきてくれて、練習でも際立っていい選手だと思っていた。1年生なので、大会に出すのは早いと思ったが、結果首位打者を獲得してチームにも貢献したので今思えば彼がいなかったら、とも思う。(秋季リーグについて)自分は学生として最後の試合となるので、思い残すことがないくらい充実したリーグ戦にしていきたい。またベストナインも狙いたい。今までやってきたことを変えずに練習し、しっかり4年生が最後頑張って下級生にいいものを残していきたい」

酒井
「自分の中では全然納得いかなかった。打点でポイントを稼げたが打率は自分の中で納得してないので次取る時は納得できる結果で取りたい。(2季連続でベストナインを)取れたことは少し自信につながったと思う。(守備については)去年の秋に2つエラーして今回も2つエラーしているので次のリーグ戦では無くしていきたい。(今後に向けて)全日本のために練習してきているので今回のベストナインを取れたことやリーグ戦3位だったことなど全て含めてこれから一戦一戦全力で目の前の相手にぶつかっていきたい」

久保田
(1年生の頃から首位打者に)これからの自信にもなりますし自分だけで取ったものではないのでこれからも初心を忘れずやっていきたい。(ベストナインも受賞して)うれしいというのもあるが自分だけでは取れる賞ではないので皆さんのおかげだと思って感謝の気持ちを持って期待に応えられた。(慶大2回戦以外は毎回安打を決めていた)このリーグ戦の中でよくボールが見えていたし自分の打てるポイントでしっかり打っていたので結果につながった。高校のときやっていたことと変わらず自分のポイントまで引きつけてそれを三遊間にという意識を持っていたからこの結果が出たんだと思う。(最終カードの早大戦は打線で貢献できたが)少しでもチームに貢献できたのであれば良かった。(法大から先発出場選手で)本当に出していただいていることがありがたいので、がむしゃらに自分ができることをやっていた。(一番印象に残っている試合は)最後負けた早稲田の試合。自分の誕生日でもありましたし、目の前で優勝を決められたので悔しいの一言。目標が優勝だったので負けたことは悔しかった。(予選会に向けて)勝って全日本に出て日本一になるのが目標なので少しでもチームに貢献ができるように頑張る」