
(35)立大戦事前インタビュー 溝口監督

<溝口監督>
――監督に就任されての心境はいかがですか
溝口監督:母校の監督をしたい気持ちはあったので、やらせてもらえることになり、うれしかったです。「よし、やってやるぞ」という気持ちです。ただ、伝統ある野球部の重責を担うので、身が引き締まる思いです。今はグラウンドに来て、選手と一緒に勝利を目指して練習をやれているのが楽しいです。
――チームの状態はどうですか
溝口監督: こういうチームになりたいなという方向には間違いなく向かっているので、感触としてはいいなと思います。
――どんなチームを目指していますか
溝口監督:野球は勝負事なので勝ち負けありますし、プレーしていれば上手くいく時もいかない時もあります。駄目な時でも引きずらないで次に向かっていける一人一人であってほしいです。チームもどんな時でも次に向かっていけるチームでありたいです。あとは戦う気持ちを忘れないチーム。最後は気持ちで負けない、戦う気持ちを持ったチームであってほしいです。
――立大は15年間優勝から遠ざかっていますが他大との差は
溝口監督: 15年間優勝していないことは大きな壁だと思っています。もしかしたら他大は立教が優勝戦線に絡んできても、15年間優勝していないから大丈夫だという無意識の心理で優位に立っているような気がしています。逆に立教はあと1、2勝で優勝だとなってもどこかで普通の状態ではなくなっているというものがあると思っています。優勝する時はプラスアルファの力が出る試合が何試合かあると思っていて、そういうのがないと勝てないと思っています。それが出せるには日々の練習の積み重ねをずっとしていくしかないです。
――昨秋の立大をどう見ていましたか
溝口監督:個々に力を持っているなと思っていました。優勝にはあと1、2勝必要だけど、それを得るための大事なところでのプレーをしっかりできていれば優勝できたと思います。秋に勝ち点を落とした試合でも普通にできるプレーができていなかったです。そういうところで普通のプレーができることが必要だと思います。
――今年のチームは昨年のメンバーが多く残っています
溝口監督:もちろん実績があるので生かしてほしいですし、現状維持は退化と同じなので、さらに進化してくれという期待をしています。
――投手陣の軸は齋藤投手と澤田圭選手になってきますか
溝口監督:そうなってくると思います。秋はこの2人で勝ち切るぞという形でした。ただ、この2人に続く投手が出てきてほしいです。田村なんかは澤田圭と同期で刺激し合えると思いますし、球も速いです。2人に次ぐキーマンになってくると思います。
――野手は岡部選手、大城選手が軸になりますか
溝口監督:そうですね。ほかにはキャッチャーが抜けて、浅田と鈴木がいいように競争してほしいです。あとは秋に3割打ってベストナインにもなった佐藤拓あたりは引き続きやってほしいです。確固たるレギュラーは分からないので、競争してくれればと思います。
――昨秋、明大は唯一立大に勝ち点を奪われましたが、明大の印象はどうですか
溝口監督:常勝チームになりかけている感じがしていて、リーグ戦というよりも日本一を目標にしているチームなので、悔しいですけど1つ上の目標を掲げているチームなので(戦うには)そんなに簡単ではないと思います。もちろん勝ち点を取ることはあるでしょうが、リーグ戦通じて明治さんと競り合うのは相当ハードなことだと思います。優勝争いに慣れているというか、緊迫した場面で普通のプレーができるチームだと思います。
――明大で警戒している選手は誰ですか
溝口監督:まだ他大の警戒というよりはチームをつくる段階だと思います。もちろんバッテリーがいいなということは思っていますが、まずは(自分たちの)チームづくりをしっかりしていくことが現時点で言えることです。
――キャンプやオープン戦が始まっていきますが
溝口監督:オープン戦が始まると、ともすると試合で調整ということになってしまいますけど、やりながらも体を強くしたり基礎練習をしていこうと思います。オープン戦が始まったら調整ではなくて、まだまだ積み重ねられる、うまくなれると思ってやっていきます。
――最後に春の目標をお願いします
溝口監督:もちろん優勝です。そのために積み重ねをして、リーグ戦に突入したらそれをとにかく思いっきりそこにぶつけるというリーグ戦にしたいです。
――ありがとうございました。
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