(30)優勝戦線に生き残れ! 運命の明法戦/法大戦展望

2014.05.02
 大黒柱を攻略する。相手の第1戦先発は石田。140km中盤の空振りを奪える直球とキレの鋭いスライダー、落差のあるカーブを武器にする。法大は昨年度の4年生に主力がそろっていたことで今年は経験の浅いフレッシュなチーム。それだけに、昨年から主力で活躍する石田が勝敗のカギを握る。今季は立大1回戦で8回2/3を1失点に抑える好投を見せ、早大戦で2戦とも敗戦投手になった悔しさを晴らした。石田が好投を見せると法大は勢い付く。2戦目への流れを渡さないためにもこの左腕を打ち崩し、先勝したい。第2戦の先発は2年生の玉熊が予想される。立大2回戦では3失点で9回を完投。リーグ戦初勝利を飾った。2番手以降の投手陣に課題を残していたが、玉熊の成長で2人目の先発投手が固まってきた。
 明大はケガで出遅れていた糸原健斗内野手(営4=開星)、福田周平内野手(商4=広陵)が慶大戦からスタメン復帰。勝利には結び付かなかったが、糸原は復帰戦で2安打1打点、福田はここまで打率5割と当たっている。好調の植田弘樹内野手(文4=関西)、高山俊外野手(文3=日大三)らで何としても法大投手陣を打ち崩す。

 接戦をものにしてきた。立大からの2勝はいずれも2点差以内の接戦。ここまでチーム打率は2割1分5厘と決して高くはない。そんな中、ここまで全試合1番打者として出場する田中はチーム唯一の打率3割を残し、リードオフマンの座に定着しつつある。この切り込み役の出塁は阻止していきたい。中軸では伊藤諒が立大1回戦の7回に決勝打を放つなど勝負強さが光る。1年秋以降、なかなかレギュラーをつかめずにいたが、怖い存在なのは間違いない。さらに、打撃センスの光る畔上、昨秋はケガで戦列を離れていたが復帰した金子らかつての日大三高主将コンビの一打にも注意が必要だ。
 投手陣の立て直しが急がれる。山崎福也投手(政経4=日大三)は慶大1回戦では制球が定まらず、苦しい投球が続いた。2戦目の先発が予想される柳裕也投手(政経2=横浜)も慶大2回戦で4回3失点。思うような投球ができていない。試合を優位に進めるため、この両先発の復調が求められる。また、上原健太投手(商3=広陵)も4試合に登板してはいるが、調子が上がらない。上原の復調も勝敗を左右する重要なポイントになりそうだ。

 3連覇へ向け、これ以上負けられない。第3週で勝ち点を落とし、早くも窮地に立たされている。前カードでは先発投手陣の調子が上がらず、打線も好機で凡打が多く、投打がかみ合わなかった。対する法大は粘り強く接戦に持ち込んでくる。好機で確実に得点を重ね、粘りには粘りで対抗していく。さらに、今週は集中応援日である「紫紺の日」も行われる。大声援の後押しを受け、何としても勝ち点を奪取する。

[西村典大]

応援へ行こう!
対法大戦 
5月3日 10時半試合開始予定(三塁側)
5月4日 13時半試合開始予定(一塁側)

紫紺の日開催!
 3日、4日のGWには集中応援日である「紫紺の日」が開催されます!
応援席入場者には先着で紫紺の日限定タオルを配布。また、選手サイン入りボール、色紙、Tシャツが当たるプレゼント抽選会も開かれ、明大ファン必見の企画がめじろ押しです。
 打倒・法大へ、スタンドを紫紺一色に染めよう

神宮球場アクセス
・東京メトロ銀座線 外苑前駅より徒歩3分
・都営大江戸線 国立競技場駅より徒歩7分
・JR総武線 信濃町駅より徒歩7分 千駄ヶ谷駅より徒歩10分

シーズン スコア 成績
過去の法大戦スコア
13年秋 ○5-2 優勝
○5-3
13年春 ●5-9 優勝
△5-5
○6-3
○3-2
12年秋 ●1-6 4位
●2-3
12年春 ○4-2 4位
△4-4
●4-5
○5-3
11年秋 ◯9-8 優勝
●1-3
◯3-2
11年春 ◯5-2 4位
●1-3
●0-2
10年秋 ◯4-1 4位
●5-8
●1-0
10年春 ◯6-5 3位
◯4-2
09年秋 ◯5-1 優勝
●1-3
○3-2
09年春 ●3-5 3位
●4-5
08年秋 ◯3-0 3位
◯7-0
08年春 ◯7-2 優勝
△2-2
○6-0

試合 勝利 敗戦 引分 勝ち点 勝率
勝敗表 第3週  5/2現在
慶大    ○△○       ○○ 5 4 0 1 2 1.000
早大       ○○ ○●○    5 4 1 0 2 .800
明大 ●△●          ○○ 5 2 2 1 1 .500
法大    ●●    ○○    4 2 2 0 1 .500
立大    ●○● ●●    5 1 4 0 0 .200
東大 ●●    ●●       4 0 4 0 0 .000