
(24) 法大を撃破し、春秋連覇を決めろ!/法大戦展望

慶大から連勝で勝ち点を奪い、首位に返り咲いた明大。法大戦で連勝すれば38年ぶりの春秋連覇達成となる。昨季の法大戦では4回戦までもつれる激闘を制し5年ぶりの春優勝を果たした。法大は立大、慶大に勝ち点を落としているが、そこから4連勝中。3位まで順位を上げている。だが、強敵に連勝し明大の歴史に新たな1ページを刻む。
好調投手陣をどう打ち崩すか。初戦の先発が濃厚な船本は長いリーチを生かしたサイドハンドから投げられる横滑りの大きいスライダーを武器に防御率1.34の好成績を残している。今季は東大1回戦と早大3回戦で完封勝利を挙げた。2戦目の先発予想は左腕の石田。140km前後のキレのある直球を中心に、タイミングを外すチェンジアップ、落差のあるカーブを織り交ぜて打者を翻弄(ほんろう)する。昨季に比べて奪三振は少ないが今季25回1/3を投げ与四死球は3。制球良く打たせて取る投球で、石田も防御率1.42と安定している。この防御率1点台の両投手を打ち崩さなければ優勝は見えてこない。さらに中継ぎとして納富、本多、六信ら4年生投手が控える。
カギを握るのは3人の3割打者だ。切り込み役の福田周平内野手(商3=広陵)、高山俊外野手(文2=日大三)が好機をつくり、糸原健斗内野手(営3=開星)、岡大海内野手(政経4=倉敷商)ら中軸に回す。糸原はチームトップの9打点を挙げており、勝負所での打撃に注目だ。
連覇への挑戦もいよいよ大詰めを迎えた。ここまでチーム打率が3位、チーム防御率は4位と良くはない。それでも土壇場で勝負強さを発揮し、勝ち点をもぎ取ってきた。最終戦でも粘りの野球を貫く。38年ぶりの春秋連覇はすぐそこだ。
[西村典大]
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対法大戦
10月26日 11時試合開始予定(三塁側)
10月27日 14時試合開始予定(一塁側)
神宮球場アクセス
・東京メトロ銀座線 外苑前駅より徒歩3分
・都営大江戸線 国立競技場駅より徒歩7分
・JR総武線 信濃町駅より徒歩7分 千駄ヶ谷駅より徒歩10分
シーズン | スコア | 成績 |
---|---|---|
13年春 | ●5-9 | 優勝 |
△5-5 | ||
○6-3 | ||
○3-2 | ||
12年秋 | ●1-6 | 4位 |
●2-3 | ||
12年春 | ○4-2 | 4位 |
△4-4 | ||
●4-5 | ||
○5-3 | ||
11年秋 | ◯9-8 | 優勝 |
●1-3 | ||
◯3-2 | ||
11年春 | ◯5-2 | 4位 |
●1-3 | ||
●0-2 | ||
10年秋 | ◯4-1 | 4位 |
●5-8 | ||
●1-0 | ||
10年春 | ◯6-5 | 3位 |
◯4-2 | ||
09年秋 | ◯5-1 | 優勝 |
●1-3 | ||
○3-2 | ||
09年春 | ●3-5 | 3位 |
●4-5 | ||
08年秋 | ◯3-0 | 3位 |
◯7-0 | ||
08年春 | ◯7-2 | 優勝 |
△2-2 | ||
○6-0 |
明 | 慶 | 法 | 立 | 早 | 東 | 試合 | 勝利 | 敗戦 | 引分 | 勝ち点 | 勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
明大 | — | ○○ | ●○● | ○●○ | ○○ | 10 | 7 | 3 | 0 | 3 | .700 | |
慶大 | ●● | — | △●◯○ | ●○○ | ○○ | 11 | 6 | 4 | 1 | 3 | .600 | |
法大 | △○●● | — | ●● | △○○ | ○○ | 11 | 5 | 4 | 2 | 2 | .556 | |
立大 | ◯●○ | ○●● | ●○● | — | ◯◯ | 11 | 6 | 5 | 0 | 2 | .545 | |
早大 | ●○● | △●● | ○●○ | — | ◯◯ | 11 | 5 | 5 | 1 | 2 | .500 | |
東大 | ●● | ●● | ●● | ●● | — | 8 | 0 | 8 | 0 | 0 | .000 |
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