(11)早大投手陣を打ち崩し、連覇へ前進する/早大戦展望

2013.09.27
 東大との開幕カードで連勝し、連覇へ順調なすべり出しを見せた明大。今週の相手は春4位の早大だ。今春も早大とは第2カードで対戦し、初戦は1―10の大敗。だが、2戦目を引き分けに持ち込むと3、4戦目に連勝。勝ち点を奪い、ここから勢いに乗った。また、今春Aクラスの法大、立大が2週目までに勝ち点を1つずつ落としており、今週の対戦結果によっては一気に優勝争いの先頭に立つことができる。宿敵・早大からも勝ち点を奪い、優勝戦線を一歩リードしたい。

 強力投手陣をどう打ち崩すか。先週の対東大1回戦の先発を任されたのは吉永。東大打線を8回まで4安打無失点に抑える好投を見せた。1年春と秋で計7勝を挙げている右腕が今春は先発1試合止まりと不本意なシーズンを送った。だが、東大1回戦の投球で復調を印象付ける好投を見せ、明大戦も1戦目の先発の可能性が高い。岡村監督が今春、エースに指名した有原は東大2回戦の9回のみマウンドに上った。ケガや不調の可能性もあるが、先発の可能性は大いにある。その他にも東大戦で先発した高梨や、内田、横山らが控え、層の厚さは六大学でもトップクラスだ。明大としては現時点で万全とはいえない早大投手陣をどう打ち崩すか。1番を打つ福田周平内野手(商3=広陵)や26日にプロ志望届を提出した岡大海内野手(政経4=倉敷商)らの一打に期待が懸かる。

 中軸2人の前に走者をためるのは禁物だ。早大の今春のチーム打率は2割7分4厘。法大に次いでリーグ2位だった。その打線の中核を担うのが中村と小野田の3、4番コンビ。特に注意したいのが中村だ。東大との2戦で計7打数4安打。2回戦では2打席連続の本塁打を記録。7月に行われた日米大学選手権でも本塁打を打っており、長打力にも磨きがかかった。中村の後ろを打つ小野田も今春3本塁打、打率4割5分2厘の好成績。春の早慶戦では逆方向の右翼席に本塁打をたたき込むなど、パワーと技術を兼ね合わせている。この2人の前を打つ1番東條、2番白澤を明大投手陣が塁に出さないことが重要になってくる。また東大戦では2試合とも5番に武藤が入り、春から打線を少し組み換えてきている。

 投打で相手を圧倒する。明大は開幕カードの東大戦で連勝し、勝ち点1を獲得した。2戦目には大量の16得点を挙げ、打線の調子も上向きだ。この調子で早大投手陣からも得点を重ねたい。投手陣も2試合連続で無失点に抑えており、盤石の体制といえる。連覇に向け、ここでつまずくわけにはいかない。

[中田宏明]

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対早大戦 
9月28日 10時半試合開始予定(一塁側)
9月29日 13時半試合開始予定(三塁側)

紫紺の日開催!
早大戦が行われる28、29日に、集中応援日である「紫紺の日」が開催されます!
応援席入場者には先着で紫紺の日限定タオルが配布されます。また、選手サイン入りボール、色紙、Tシャツが当たるプレゼント抽選会も開かれ、明大ファン必見の企画がめじろ押しです。
 打倒・早大へ、スタンドを紫紺一色に染めよう!

神宮球場アクセス
・東京メトロ銀座線 外苑前駅より徒歩3分
・都営大江戸線 国立競技場駅より徒歩7分
・JR総武線 信濃町駅より徒歩7分 千駄ヶ谷駅より徒歩10分

シーズン スコア 成績
過去の早大戦スコア
13年春 ●1-10 優勝
△2-2
◯9-1
◯5-1
12年秋 ◯3-2 4位
○7-0
●4-0
12年春 △3-3 4位
●2-3
◯6-3
●6-7
11年秋 ◯4-1 優勝
●3-6
◯9-4
11年春 ◯4-2 4位
◯7-0
10年秋 ●2-4 4位
●1-2
10年春 ◯3-0 3位
◯5-2
09年秋 ●2-4 優勝
●2-8
09年春 ●0-7 3位
◯5-3
●2-4
08年秋 ●1-3 3位
△0-0
●0-3
08年春 ◯4-3 優勝
●0-3
○2-0
試合 勝利 敗戦 引分 勝ち点 勝率
勝敗表 第2週  9/27現在
明大             ○○ 2 2 0 0 1 1.000
早大             ◯◯ 2 2 0 0 1 1.000
慶大       ●◯◯       3 2 1 0 1 .666
立大       ◯●● ○○    5 3 2 0 1 .600
法大          ●●    2 0 2 0 0 .000
東大 ●● ●●       4 0 4 0 0 .000