
(1)選手インタビュー 岡大海

<日本代表での大きな経験>
――現在の調子は
岡大:捻挫も治りましたし、体調は万全です。オープン戦ではバットが振れていると思います。
――オープン戦では好調を維持しています
岡大:好調だなという実感はあります。毎試合のようにヒットが打てているので、この形をリーグ戦でも続けていきたいです。
――今夏のオープン戦ではDeNA、ソフトバンクといったプロとの対戦もありました
岡大:高いレベルを経験できたことは大きかったです。1分け1敗と勝つことはできませんでしたが、そこまで大差のついた内容ではなかったと思います。
――7月には大学日本代表として日米大学野球選手権に出場されました
岡大:代表にはレベルの高い選手たちが集まってきていたので、1日1日刺激を感じながら過ごすことができました。また、アメリカの投手はカットボールやツーシームといった動くボールを多く使ってきました。その中で150kmを超える速球や大きく曲がる変化球も組み合わせてくるので、日本ではなかなかないタイプが多かったですね。
――大学日本代表の中で他の選手との交流は
岡大:法政の河合とはよく話しましたね。野球の話はあまりしていませんが…(笑い)。
――代表には以前からライバルと言っていた大瀬良投手(九州共立大)も選出されていました
岡大:間近にボールを見ましたが、やはりいいピッチャーですね。球ののびが違います。少し話したりもしましたが、最後は神宮大会で戦いたいなと思います。
――その後は高森でキャンプをされましたがどういった取り組みをされましたか
岡大:今までは主に投手としてキャンプに臨んでいましたが、今年は野手に専念したので、朝早くから夜遅くまでバットを振り込めました。二刀流としてやっていた時と比べて、集中力を高めて練習できたことは大きかったです。
<勝利へ「打点」にこだわる>
――打席に入る時はどういったことを考えていますか
岡大:自分は球種を絞って打席に入ります。前の打者が右ならどういった配球をしているのかは見ていますし、相手の得意球を打っていくようにしています。そっちの方がダメージも大きいと思うので。
――春の終盤には右打ちを意識していると話していましたが
岡大:いいピッチャーになってくれば、大きい当たりをいつも打てるとは限らないののでセンターから右を意識するようにはしています。ホームランを打ちたいという気持ちはありますが、まずはチームに貢献することが第一なので。
――こだわっている数字はありますか
岡大:三冠(本塁打、打点、打率)の中で言えば、打点は重視しています。打点を多く挙げることでチームの勝利につながっていくと思うので。
――10月にはドラフト会議がありますがプロへの思いは
岡大:やはりプロへ行きたいという気持ちは強いですね。でも入るだけが目標ではなく、プロで活躍することが目標ですし、今もそのためにやっていると思います。打撃では巨人の坂本選手(読売ジャイアンツ)を参考にしていますが、理想としては走攻守三拍子そろった糸井選手(オリックスバファローズ)のようになりたいです。
――プロという点では秋のリーグ戦は最後のアピールとなりますが
岡大:その前にチームのことを考えてプレーしないといけません。その上で高い評価をもらえればいいと思います。
――夏のオープン戦ではサードやセンターを守ることもありました
岡大:野手としての幅を広げて、評価してもらえるポジションでやっていきたいと思っています。今はファースト、センター、サードをやらせてもらっていますが、どこでもこなせます。
――投手としての練習はされていますか
岡大:高森キャンプでは少し投げましたが、秋は打者一本で打つことに集中したいと思います。
――秋は他大学から追われる立場になりますが
岡大:他の大学のことを考えるより、自分たちのチームの戦いをすれば明治は春秋連覇できると思います。
――最後に秋へ向けて意気込みをお願いします
岡大:これまで支えてくれた仲間や指導者の方に感謝の言葉だけでなく、優勝という形で恩返ししたいと思います。
――ありがとうございました
◆岡大海 おかひろみ 政経4 倉敷商高出 185cm・83kg 内野手 右投右打
試合 | 打数 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 犠打 | 四死球 | 打率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
今春 | 16 | 56 | 15 | 2 | 0 | 2 | 5 | 3 | 2 | 10 | .268 |
通算 | 47 | 142 | 48 | 11 | 2 | 3 | 26 | 5 | 3 | 24 | .338 |
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