
毎年恒例の高森キャンプが行われる

今春、明大は打撃力向上が課題となった。その課題を秋に向けて生かしていくため「とにかくバットを振ることを意識していた」(岡大海内野手・政経4=倉敷商)と話すように、今回のキャンプでは打撃重視の練習を行った。その結果「きっかけをつかめた」(中嶋啓喜主将・法4=桐蔭学園)と秋への期待は高まるばかりだ。また、毎朝宿舎裏の山に登り、スタミナも付けた。
練習やオープン戦だけがキャンプではない。キャンプ3日目の8月4日には地元の小中学生たちを招いて野球教室が行われた。また、9日目の8月10日の夜には高森町の方々との懇親会も開かれた。懇親会では、選手たちが地元の子供たちと終始笑顔で会話する場面が印象的であった。「多くの人に支えてもらったので秋は勝たなければいけないと思う」(岡大)と常に感謝の気持ちを忘れないことを再確認できた。
これから夏季オープン戦を戦い、いよいよ秋のリーグ戦が始まる。春秋連覇へ向けてチームの士気は上々だ。そして日本一奪還という春の忘れ物を取りに行く準備は整いつつある。
[西村典大]
選手コメント
中嶋
「このキャンプでは個人としてもチームとしても、打撃を重視して練習してきました。今までバットの出し方をいろいろ考えていたが、シンプルに考えて練習しました。それできっかけをつかめたので、良かったと思います。また毎年、高森町の方々に交流会を開いていただいて、本当にうれしいです。自分たちの力になっています。秋も優勝を目指して、頑張っていきます」
岡大
「今回のキャンプでは朝から夜までとにかくバットを振ることを意識しました。高森の皆さんがいたからキャンプが出来ています。また多くの人に支えてきてもらったので秋は勝たなければならないと思います」
関谷亮太投手(政経4=日大三)
「キャンプではフィジカルを中心に鍛えました。毎日、宿舎裏の山に登って体と心にスタミナを付けることができたと思います。懇親会では、自分が野球少年だったころを思い出して初心に帰りました」
原島巧内野手(農4=国士舘)
「このキャンプでは普段来ていないコーチの方にも来ていただいて、一人一人に合ったバッティングフォームを教えていただきました。今年のキャンプは打撃練習を重視して、夜練習も例年よりしっかりとやりました。高森町の方には、このような会を開いていただいて本当にありがたいです」
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